蜂駆除
昨年を振り返る駆除報告・季節外れのハチあれこれ
まだまだ更新の調子が出ませんので、
しばらくは昨年の駆除報告のレポートをさせていただきながら調子を上げてゆけたら幸いです。
毎年ごとに増える「スズメバチ」ですが、昨年も例外なくご相談は多かったと思います。
特に↓のような高所や障害物で早期駆除を免れている栄巣が多かったのも特徴かもしれません。
これは2階の換気扇の内側に作られたスズメバチの栄巣でした。
隣が大きな公園の為に大勢の親子連れで賑わっており、
時折「何事か?・・・」のような注目の中での作業でしたね。(;^_^A
この通り激しいハチの出入りが見られましたね。
場所が場所だけに撤去は苦労しました・・・(-_-;)
なかなか綺麗に取り出すことは出来ませんねえ・・・
ほぼ完全に撤去は出来ましたがさすがにこの高所で外側からのクリーニングまではゆきませんでした。
事故もなくその後の「もどりバチ」もほとんどなく安全に終えることが出来てホットしました。
次は地元の日の出町の方からの真夏のハチ依頼でした。
昨年の中では一番の大物だったかもしれませんね。
下見に行った際にも「こりゃ夜にしよっと!」ということで暗くなってから伺うことにしました。
2階の軒下を見てください、この通り!↓
う~ん・・・50センチ四方といったところでしょうか?
綺麗に撤去することが出来ました。
外壁を壊して確認すると7~8段といったところでやはり大きく成長していましたね。
重さもズッシリと2~3キロはゆうにあるようでした。
次も青梅の方のご依頼で高所の栄巣例です。
ちょっと写真がブレておりスミマセン
梯子で接近しただけでみるみるうちにハチが外に出てきました。
高所になると「ハチの怖さ」よりむしろ「落下の怖さ」の方がはるかに勝りますね。
ハチは刺されてもたぶん?命に別状なしと信じていますが、
高所落下は命に別状なくとも身体に不具合が残るような大事故にもつながりかねませんからね。
最後はやはり早期駆除から免れた栄巣例の一つです。↓
これも青梅の方からのご依頼でしたが植栽の中に栄巣されて発見も遅れたのでしょう栄巣をむき出しにしてからの駆除になりました。
この通り枝が幾つも栄巣の中に入り組んでいるので綺麗に太い枝ごと撤去が出しました。
昨年は一昨年のように土中や大木のうろ内などに栄巣する「オオスズメバチ」のご依頼が皆無でした。
我々も一切の油断が許されず「緊張感が走る」このオオスズメバチは、
やはりプロとしてはやりがいある相手ではあります。
さて今年はオオスズメバチのご依頼が来るのが大変楽しみです。
蜂駆除報告PART5・最終回
さてやっと今夏の蜂駆除レポートも最終回。
写真を残してある代表的な御依頼だけですが、総件数は紹介していないアシナガ蜂も含めたら相当なものでした。
今回は終末期の二件をレポートさせて頂き終了です。
まずはこれまた檜原町の奥のあるお宅です。
軒先の40㎝程度の大きさです。
この辺りですと住宅が少なく離れている為に余計発見が遅れるように思いました。
それはそれとしてこの日は何と防具服を忘れてしまい、
家内と一かバチかのプロとして恥ずかしい仕事に臨んだのです。
何かの機材の交換で積み忘れていたものだと思いました。
それでも何とか無事に終えることが出来ました。☝
次はあきる野市のあるお宅の2F屋根での栄巣です。
コチラもシーズン末期で大きさも40㎝~、足場も高所ということで暗くなってのお伺いでした。
夜だというのに巣の表面に沢山の蜂が群がっています。
それともこちらの意志に気付き臨戦態勢なのでしょうか・・・
しかしここは躊躇せずにズブリと薬剤を注入!
意外と派手な混乱はありません。
今回は出来るだけ上手く巣の撤去がしたかったので、下からスッポリとビニールで覆って形状を維持し撤去完了!
珍しく比較的原型を留めた状態で撤去出来たので持ち帰りました。
もう少しで完全な形で持ち帰れたかもしれません。
もともと外皮は細かな樹皮や唾液等で固めているだけなので外部からの軽い衝撃には弱いのです。
内部監察を込めて綺麗に外皮を切開してみました。
最下層部には充満した薬剤で死んだスズメバチが溜まっていました。
5段~6段の巣で構成されている様子です。
裏返すと丸い入口が確認出来ます。
やはり出入り口にもスズメバチが詰まっているようです。
パニックにも似たような状態でたった一つの出入り口に集中したのでしょう・・・
チョットだけ済まない気持ち・・・(^^ゞ
丸裸にした状態もなかなか見ごたえがありますね。
天井からぶら下げたりしたら変わったオブジェか何かに役立ちそうな気がしなくもない?・・・(-_-;)
これでこの今夏の蜂駆除レポートをまとめて終了。
次回は趣を変えて「この夏入手のレアものアイテム」紹介です。
つらい時こそ少しでも遊びも人生も楽しむ余裕は大切ですよ。(なんて勝手な自己正当化ですけどね(^^;)
蜂駆除報告PART4・オオスズメバチと格闘
なかなか機会が少ないのですが今年もまたオオスズメバチと対峙する時が来ました。
これがまた檜原村の奥は檜原神社の大木から出入りとのこと・・・・
昨年もそうでしたがオオスズメバチだけは何もかも別格です。
大きさ、飛ぶ速さ、戦闘力、繁殖力の全てが抜きんでています。
オオスズメバチから比べたら他の蜂はむしろ可愛いくらいと言ってもいいかもしれません。
これは事前下見が絶対に必要と思い自治会長の案内で昼間現地へ・・・
木の根元からものまるで弾丸のようなスゴイ早さでのひっきりなしの出入りが・・・
私の作業車にもバチ!バチ!と体当たりをしてくるではありませんか・・・
「これは暗くなっての作業が無難だな・・」との判断は正解です。
家内と一人応援依頼を伴い、いざ、現地へ!
大木の前には注意書きが貼られています。
全員が完全防具で臨みます。
辺りはシーンと静まり昼間都はうって変わり蜂は全く飛翔していません。
これだけで落ち着いて作業が開始できますね。
まず大木の洞の出入り口より「業務用掃除機」で蜂を吸い出してみます。
出入り口の表面には数匹のオオスズメバチがいますが動きは緩慢なようです。
掃除機や薬剤ノズルで刺激したせいかゾロゾロ這い出してきました・・・
やはりデカイ!ほかのスズメバチより二回りはあります。
なお大量の薬剤を内部に注入します。
中が見えないのでどれだけの量が適量か手探りでも仕方がありません。
中で薬剤を吸った蜂は外部に排出してはコロコロと地面に死んでいます。
その数やパット見でも200^300はあるでしょう。
大木の洞(出入り口)周辺にもこの通りオオスズメバチの死骸がゴロゴロと・・・
洞の内部の確認をするため道具で内部を掻き出してみます。
グズグズに崩れた巣と腐って粉末状になった木が混ざって、
掻き出しても掻き出しても奥は深く空洞になっているのが分かります。
辺りはもうオオスズメバチだらけです。
殆ど蜂の出入りも治まったところで再度薬剤を十分注入。
出入り口の封鎖はしばらく落ち着いてまた後日となります。
準備から終了までなんだかんだと延々と夜の10時までかかりました。
これに比べたら本当に他の蜂駆除は安心かつ安全度も格段高いことを実感します。
この頃は本当に家内には助けてもらい感謝ですね。