しろあり
日の出町・空き家リフォーム・白蟻防除
このところずっと害獣、特にハクビシンのレポートばかりでしたが、
久しぶりに床下の白蟻防除のレポートです。
おかげさまでアチコチからお声を掛けて頂き、大変忙しくなってきました。
本当は趣味の記事もたくさん書きたいのですけれど、関係写真の撮り貯めが出来ずチョットお休みです。
夏の「造形イベント」に参加エントリーはしているものの、作品の仕上げまであとひと月!
「まずいなあ・・」とプレッシャーはヒタヒタと・・・
最近は世の中の流れか?新築よりもリフォームが世の潮流なのは、この先もますます変わらないでしょう。
今回のご依頼は昭島のSホームズ様から空き家のリフォームの消毒でした。
何時ものように侵入口付近を丁寧に養生いたします。
時間はかかりますが、これをしっかりしておくことで作業最中も、片づけも楽なのです。
浴室に壁面処理を施して、
玄関周囲も穿孔(木部に穴を開けて内部へ薬剤を注入)して、
床下全体の「床組み」(土台や大引き、根太材など)に木部用薬剤を噴霧。
最後にしっかりと床下全体の「土壌」へ土壌用の薬剤を散布。
そうして全体の消毒をして完了!・・・・と言いたいところですが・・
後片づけがこれまた結構時間がかかるんです。
お客様の庭先から点検口の導線をしっかり「清掃」してホンとの完了ですよ。
今回は「白蟻予防」ですが、この春はまだ白蟻の生息にはお目にかかっていませんね。
来月は「生息」するお宅の「白蟻駆除」の予定がありますので、
そちらのレポートもお楽しみ?に
杉並・施設ビル・白蟻駆除
さて今日の白蟻駆除は「高齢者施設」を1階に有するビルでした。
床下が殆どない為に、内壁と外壁の空間に「壁面処理」を施すのがメインになります。
また利用者が落ち着く「夕方~夜」の作業です。
発見のきっかけはここでした。
もの凄い被害に我々もビックリ・・・
いきなりここまで目立つ食害が進行するわけではないので、職員もなかなか気が付かなかったのでしょう。
ちょうど4~5月は、白蟻が「巣別れ」の為に「羽蟻」となって群飛する時期です。
このドア脇のスキマから、このように飛び立った為に気付いたと思います。
このテープに大量に付着しているのが「白蟻」の「羽あり」です。
この一番の発生被害箇所は材料交換されるとのことにて、遠慮なく薬剤を注入散布します。
あとはこのように「建物」の壁の殆どに小さな「切込み穴」を開けて、そこから「薬剤」を注入。
間隔は450㎜~600㎜くらいでしょうか?
大きな建物なのでなかなか地道な作業ですね。
こうしたビルなどの建物から白蟻が発生した場合、木造戸建てのように「満足な消毒」が困難な場合が多く、
数年後に再発生などの可能性が残されてしまいます。
したがって現在では「保証」などの対象外になってしまうのは止むを得ないところです。
クヤシイ・・・ですが。
鼠もそうですが、害虫や害獣は本当に「発見しにくい」建物の「死角」より侵入してくるものです。
世田谷区・M様邸・白蟻調査
さて当分寒い日々は続きますが、今年も暖かくなると害虫が活発に動き出します。
我々「害虫駆除業者」にとって「シーズン」と言われる時期を前に、
ぜひご自宅の調査もご検討をされては?・・・という良い例が今回の調査でした。
都内の閑静な住宅街にありながらも、昔ながらの趣を保たれたお住まい。
やはり築年数が経過されているほど、それは傷みも伴いますので要メンテナンスなんですね。
床下へ侵入して早速「蟻道」を発見。
嫌な予感をもって進んでみますと・・・・
水回りは「漏水」による土台等「木部」の傷みと劣化。
さらに奥へ行くと・・・・
あるある、巨大で長い「蟻道」が・・・
「束」と「地面」の接点付近の「蟻道」が黒いのは、
シロアリが水分を運んで徘徊している「証」と思われ、
被害が「現在進行形」であることがうかがわれます。
これだけの被害ですと「駆除消毒」のみで安心とは言い切れません。
「大引き」が半分以上食害されているために、「耐久性」に影響してくるからです。
築年数が経つ為に、もともと全体的な「耐久性」が低い為、
「部材交換」などの「改修工事」を併せて慎重にご検討いただく必要があるでしょう。
また床下も低く、一部配管も多い為に作業性は良くありません。
外周から拝見した際に発見した「通気口」の劣化~破損も「嫌な予感」を感じましたが・・
それも当たっていたようでした。
鼠は楽々に侵入でしょうね。
比較的新しい中型の獣糞が散在しています。
糞量が少ないので「ハクビシン」なのか、たまたま「猫」が侵入したのかは判別困難ですが・・・
糞の中に木の実などが混在してないので「猫」かもしれませんね。
ちなみのこの調査のご報告の後、
お施主様より、直ちに「改善対策」と「現状復旧」をご依頼頂きました。