Monthly Archives: 6月 2017
最近の害虫・害獣駆除のあれこれ
まずは予定より長くかかっています小金井市・K様邸です。
コチラは天井裏へ侵入出来る「和室・天袋」にフタが無いままで天井裏を倉庫に使用されています。
当然おいてある家財道具をかじったり、糞尿も散在、油断していると室内にネズミが徘徊・・・という日々。
本当は早めに作成して差し上げる仕切り板の作成が結局最後になってしまい申し訳ありません。
ふたを乗せるための支えをまずは固定します。
薄いベニヤが空いてなのでさらに補強しないとダメですね。
本当はスライド式にしたかったのですが、周囲の複雑な段差は構造的に、
結局置き乗せ式にするしかありませんでした。
段差のスキマ防止とズレ止めをパンチング板にて作成し、取っ手を取り付けて完成です。
次は相棒のK氏に最初から任せていた国立市・S様のネズミ駆除を引き継いで訪問。
私が訪問したこの日も天井裏でカサコソと徘徊しているネズミの足音を聞きました。
再度私の目線で再調査とやり直しです。
今日は時間の関係で設置した各場所の「粘着シート」の確認です。
台所のコンロ下で捕獲されていました。しかも二匹も・・・
場所が場所だけに「危ない、危ない」ですよね。
異臭が漂う前に回収出来て良かったです。
台所の床下に丸い配管穴が見えますね。
どうもここを経由するとすぐにコンロ下に直通のようです。
どうせなら床下で捕獲した方がまだ衛生的にいくらか良いでしょう・・・(-_-;)という訳で・・
配管穴の真下に粘着シートを敷きこんでおきます。
その他に「これは間違いなかろう・・」という大きなスキマがあったので、
これは次回早めに即封鎖したいと思います。
次は村山のK様邸のネズミ駆除対策の封鎖工事です。
特に今回は奥様もご希望されていた屋根回りの怪しい部分を追っていきました。
こんな場所とか、
こんな場所とかも・・・
瓦屋根は我々も特に困難な施工範囲の一つです。
指を差し入れたりカメラやミラーを使用したりしても、
「行き止まり」が無く突き当りが分からない場合は「封鎖する」というのが最善と思います。
勿論コストもあるのでこうした考えに同意して頂ける方でないと作業は出来ませんが・・(^-^;
屋根用のセメントを使用するなどいろいろなやり方がありますが、
慣れている材料で可能な場合はそうします。
こうしたスキマも侮れません・・
同じように予防封鎖します。
作業途中に敷地で見かけた「ムカデ」です。
意外と我々は作業に夢中でお宅様のお庭や植栽の中を無意識で移動しています。
それでダニやノミに喰われたり、毛虫に刺されたり、こうした害虫にもうっかり遭遇はやはり多いものです。
やはり生理的に不快感を催す「姿」していますねえ・・・(◎_◎;)
福生市・A様邸・シロアリ駆除調査
ここ近年はなんだかんだと「空梅雨」の都市が多いですね。
暑い中での「床下」や「天井裏」作業はこの上なく、それはもう「これぞ肉体労働!」と
言ったところですが、雨天が続くとそれはそれで現場は順延され困りもの・・・
年齢的にもアチコチガタガタ言い始めてきた今日この頃・・・
とにかく日々「無事故・健康」で過ごせることにまずは感謝ですよね。
という訳で今回も有難い「調査依頼」を頂きましたのは、地元福生市での白蟻調査です。
聞けば「浴室」周囲から毎年のように「羽蟻」が飛翔していたようです。
伺ったときは工務店様が既に浴室を解体している状態がコレです👇
柱が劣化で真っ黒ですね・・・(~_~;)
被害の深刻さの謙虚な例がこれです👇
白蟻というと大抵の方は「土台」や「大引き」など足元付近が食害されると思われるでしょう・・・
それがなんと浴室の窓サッシよりも高方まで「蟻道」が及んでいますね・・・ゾ~とします。
改修工事の始まっている浴室~洗面所から床下へ入ってみました。
この時点では「浴室はともかくとしてまさかそれほどは・・・」と半ばタカをくくっていたかもしれません・・
それが潜ってみてすぐにその予想に暗雲が垂れこめてきたのです。
カビで真っ白のビショビショに湿った土壌・・・
そしてすぐに目に入った「奴ら」の痕跡・・・👇
かなり広範囲まで移動しているな・・・コレは・・・と考えを改めて先に進みました。
根がらみは多いし配管や配線も入り組んでいるので通気は言わずとも知れています。
この時点で着ているツナギの膝や肘は湿気が浸透してきてひんやりきました。
閉塞された廊下の下も空気が澱んでジトーッとしてきます。
床はカビで真っ白ですね。
浴室土台の食べつくされた「残骸」が転がっていました・・・(~_~;)
被害の本丸はこれから侵入する「和室方向」です。
和室の入口から覗くと(うわ~なんか入りたくないなあ・・・(^-^;)という気分・・・
やっぱり・・・早速目に入った光景がコレでした・・来ているな・・奴ら白蟻・・
あっちもコッチモきていますねえ・・(^-^;
和室の床板もこの通りバリバリで「畳」が露出してきました。
(わたしが壊しているのではありませんよ、くれぐれも・・(・・;)
床板も激しく広範囲に移動しているので床事態の耐久性もやや心配・・・(-_-;)
いよいよ「床束」の状態もこんなレベルであることを確認・・・
久しぶりの激しい食べっぷりに改めて「バカに出来ない奴らの凄さ」。
これなど部分的には半分くらい食べられていて、本当に耐久性に?です。
「本当にこの家の床下なの?」と聞き返されてもおかしくないくらいの酷さですね・・
他にも同様の箇所がアチコチに見られ私もやや辟易してしまいました。
「早めに気付いて良かった・・・」とはもはや言えないレベルですが、
気を取り直して駆除に努めさせて頂きたいものです。
本当にこれ以上の壊滅的打撃になりませんように・・・です。
東村山市・W様邸・ネズミ駆除調査
世の中には我々のような同業他社様は多数いらっしゃいます。
皆さんそれぞれが経験を積み、独自の技術を駆使してはお仕事をされています。
逆に全業者が技術も経験も決して同等ではないので、
どの業者に依頼されるかも、それこそ「運」と「出会い」かもしれませんね。
私どもは選択して頂く立場なので、
毎回の「出会い」はそれこそ「一期一会」と重い「感動」にも似た感覚でお仕事に着手します。
ですから毎年多くのお客様とご縁をさせて頂きますが、
「不愉快」や「後悔」な思いとか「残念」な結果を残すことは年に一件もあるでしょうか?
そう思いながら日々喜んで頂ける仕事に取り組める自分は何と幸福な事か・・・
チョット大げさでしたか・・・(^^ゞ
今回のお客様は、私の日々の仕事を「反面教師」的に振り返させてくれる案件です。
半年前に他業者様へネズミの駆を依頼されたのですが、
聞くとどうもそのお客様にとってはその業者に対応的に「不信・不安」があり結局のところ、
肝心の仕事内容も「不満足」だったようでした。
そこで改めて当方に再依頼を頂きました。
これは有難くもあり、こちらも緊張感の沸くことでもあります。(~_~;)
まずきっかけは「部屋」のどこからか「悪臭」がするらしいとのこと・・・
間違いなくどこかに「ネズミの死骸」があると思われます。
まずお客様の要望に従い「床下」を潜ってみました。
あちこちに「木の実」が転がっています。
ネズミが持ち込んだのか?はたまたハクビシンでも持ち込んだものなのか?
お客様に伺うと、この件についても前業者からの説明は無く驚かれた様子・・・
糞尿が散乱している付近も洗面や浴室回りと、わりに限られているようです。
しかしネズミなどの死骸臭らしき匂いは床下からは漂ってはきません・・・
それに捕獲用の粘着シートも点検口付近に10枚程度設置の他は床下のどこにも見当たらず、
捕獲される要素もそもそもなかったのです。
(おそらく浴室の天井裏に設置したままの粘着があったら、たぶんそこだろうな・・・)と
予想しながら床下から上がり、浴室の天井裏を調査することにします。(◎_◎;)
浴室の点検口を開けた瞬間に漂う「死臭」が鼻腔を突きました。
(やはりなあ・・・(^-^;)
まだ傷みもそう進んでいないクマネズミの成獣の死骸がありました。
居住空間への悪臭の犯人は間違いなくコイツでした。
さてこれで一つ問題は一つ解決したとして、次の問題が発生します。
前業者が対応したのが約半年前・・・
そして捕獲されていたクマネズミは傷み方からそう古くはない・・・
ひと月も経っていないでそうか?・・・
ということは以前どこかに「侵入口」が存在することは間違いなく、
それを私が今後探索して封鎖していかなければなりませんね。
聞けば前業者は「基礎通気口」の金網だけの封鎖工事だったことが書類で確認出来ました。
失礼ですがこれでは封鎖駆除としては不十分と言わざるを得ないのではないでしょうか?
しかしそれが最初に戻りますが各業者の「独自のやり方」なのです。
この日は時間の関係で外周回りをくまなく調査することは次の機会になりました。
がしかし「さっと」見ただけでも怪しい個所は浮かんできます。
☝こうした基礎に連なるコンクリートの割れは、土壌の陥没に伴い「トンネル」化していたり、
屋根回りも梯子で登って見れば、格好の「死角穴」がありそうです。
問題はそこまで「やるかやらないか」、「見るか見ないか」だけなんですよね。
「まさか?」と思うような壁の「換気口」なんかも劣化し格子が割れて、そこから侵入していたことも・・・
「痛い思い」を経験しないと「まさかね・・」でスルーしてきたことがどれだけあることやら・・(^-^;
こちらの方の正式な駆除作業は次回からですが、
最後は笑顔で満足いただける「一期一会」で終われるように良い汗をかきたいものです。