Monthly Archives: 9月 2017
大田区・K様邸害獣駆除経過
月初に紹介したご依頼者様の工事経過からです。
駆除の中でも最も「心労」というか「苦労」の多いハクビシン駆除ではあります。
ネズミにも言えることですが、経験を重ねていく中で相手の行動を推測してこちらが対策を実施していきます。
ですから必ず「推測」が「的中」、「最大限の効果」を得られるとは限らないのが難儀するところです。
まずは最初の一歩として「忌避的対策」を講じてみますが、
その前に前回の調査時が高温で天井裏に未侵入だった為、入り口の再確認です。
ありました☝間違いなくココですね。
ホラ、足跡も散在していますね。
侵入口としては大きい方だと思います。
忌避は恒例の消毒薬のお皿を各部に配置。
かなりの臭気なので居住者が気になる場合は中止の場合もあります。
そして薬剤を器械で噴霧します。
そして入り口にも仕掛けをします。☟
粘着シートやガムテープを使用し、「出入り時」の「不快感」を学習させるのと同時に、
個体の違いによる「執着心」を読み取るのが目的です。
この程度は何ともない個体もいれば、
例えば「子ども」が居れば何が何でもという「執着心」があるというようにです。
簡単に退出してくれればそれに越したことはありませんからね。(-_-;)
そして数日伺ってみると・・・
この通り「粘着シート」が飛び散っていました。
そして出入り口もこの通りです☟
見事に無理やり「出入り」下のが分かります。
粘着シートには体毛や足跡が付着していましたね。
それから数日は天井裏では静寂が保たれているとの報告により、
金網でさらに手堅い「仮封鎖」をします。
格子て一部だけ「その気になれば」出入り可能な箇所を残します。
ただしこれも怖いところはあくまで相手の動きを「推測」しての対策。
お客様と随時細かに連絡をとり合い「天井裏での徘徊」の有無など最終段階に向けて、
裏付けを高めなければいけません。
何とかかんとか先月で独立し丸3年が経過。
まだまだこの先も仕事の精度向上の為に必要な物事や段階があります。
今回のような仕事の為にもそろそろ赤外線カメラの購入投資を検討するべきと考えますね。
「効率」や「精度」が向上すれば自身の「心労」は軽減されるのですから、
そろそろ要検討の時期かもしれませんね。頑張って!(^^)!
このまま無事に駆除終了まで到達することを祈りあと少し・・・
ちなみにこちらの方は同時に床下調査もご依頼頂き、
「浴室の漏水」などが見つかった為に「床下の防蟻・防腐防カビ工事」も指名頂いており感謝感謝です。
続く白蟻駆除調査のあれこれ
9月も中旬となりだいぶ涼しく身体も楽になってきたのではないでしょうか?
これからの2~3か月間は「俗に言う」行楽のシーズンなので楽しみです。
そうは言っても近年の「自然災害」は普通ではありませんよね。
一年中どこかで「地震」、「台風・大雨・洪水」だの、「竜巻」や「干ばつ」等々が、
日本だけでなく世界規模で猛威を振るっているのですから(´;ω;`)ウッ…
季節感やら年中行事もその通りにはいかなくなってきているのは間違いのないところ・・・
もはや人類規模の危機的時代を生きているのかもしれません。
地球から視れば塵くずのような人間の存在です。
「今を嘆く」のではなく、「現実は現実と受け止め」出来ることをしながら、
日々の人生をせめて楽しくたくましく生き抜いていきたいものです。
前置きが長くなりました。
夏休みが終える頃から「判で押した」ように「ご依頼・お問い合わせ」が急増していますが、
なぜか「シロアリ」の御相談が多いのが、今年のこの時期の特徴のようです。
今日はそのうち何件かをレポートしたいと思います。
まずはいつもたくさんのご相談を頂く昭島市のN建設様からマンションの白蟻調査のご依頼がありました。
なんでも既に居住空間に白蟻被害が露出しているとのこと。(~_~;)
なるほど・・・やはり・・・という様子☟でした。
畳のスキマから何だか柱の異変が見られたので手持ちの「パテ」で埋めてはみたものの・・・ですが・・
パテを取り去り指でまさぐってみます。
この通りどこまでも「ザクザク」と指が入り込みます。
これでは床下をきちんと調査しない訳にはどうやらいかなくなりました。(^^ゞ
畳を上げた後、床下を電動ノコギリで開口して潜ってみます。
被害の全貌に近づくにつれて結構な被害の深さが見えてきます。
この通り部分的でも中心の芯まで簡単に道具が貫通してしまうようです。
RC鉄骨のマンションなので通気口は殆ど無い様子です。
床下全体は高温多湿でこの通り一面「カビ」が蔓延しています。
典型的にも白蟻が好みそうな環境と言っても良いでしょう(◎_◎;)
そして被害の中心を確認してみるとこんな様子でした。☟
根太受けの厚みの半分近くが白蟻に食べられていました。(;´Д`A “`
むしろ今のところ最大の被害部分がこの程度で幸いと言うべきかもしれません。
1階にはこちらの方の他に5部屋あるので、
一斉でなくとも全室の床下を順次駆除予防されることをこれからご相談していくことになりそうです。
次も一年中お仕事の御相談を頂くM建設様のご依頼です。
コチラも同様に居住空間に被害が露出してからしばらく経過してしまったとのことでした。
早速伺ってみるこちらも典型的な被害経路のようです。
玄関「框」部分とホールのフローリング部分がオカシイ状態です☝
勿論「シロアリの食害」であることは一目瞭然・・・
床下からこれもしっかり調査が不可欠です。
「核心」部分に至る前に転がっていた「木っ端くず」を裏返すとこの通り・・
やはり床下の土壌にはウジャウジャと白蟻生息が間違いない様子です・・・
玄関ホールに到達してみました。☟
無風状態で多湿・・・カビいっぱい(◎_◎;)ですね。
玄関「框」下の土留め板のアチコチに「シロアリ・蟻道」が・・・やっぱりというか、当然か・・・
中はザクザク・・・そしてウジャウジャと・・・☟
チョット見ずらいかなあ?・・・乳白色の粒がウジャウジャいるのが見えるでしょう?
現在も食べ続けています。
和室に進むとさらに「シロアリ・蟻道」がアチコチに存在・・・
相当全域に白蟻が及んでいる証拠です。
ココにもその生息を確認しました☟
「活きのよい」白蟻が元気に蠢いています。
こちらも早急に駆除日程等の御相談を勧めなければならないようです。
先月末から今月上旬にかけて同様の白蟻相談がまだ数件ありました。
勿論有難いことですが、先の「天候不順」や「気候変動」などによって、
ますます「生物」の生態が読みづらくなるなあ・・・とは思いますね。
最近の害獣駆除調査特集
「涼しくなった」とはいえまだまだ「ネズミ」や「ハクビシン」などの害獣・小動物の駆除依頼はこれから本番。
しかしこれも有難いことに、この時期にしては昨年を上回る「お問い合わせ・依頼」を頂いています。
まずは大田区のK様邸ですが、こちらに最初に伺ったのは休み前でした。
しかし当日の気温が高すぎて「天井裏」への調査を諦めチョットだけずらして頂いての再調査と相成りました。
その日は幸いだいぶ気温も下がり「いまのうちに!」とばかりに「天井裏」へ侵入です。
するとこんな箇所が・・・☟
2階小屋裏の天井材が何の為か、開口してあるのでした。
どうして天井裏に開口出来る段差があるのかわかりません。
しかしこの中がどうやらハクビシンの「栄巣」の一つになっていそうです。
先に進んでみるとハッキリとした光が差し込んできます。(ゲッまさか・・)
外からは見えないまさに「死角」です。
また外部からの梯子設置も困難なエリアですから、今回「天井裏」へ侵入して初めて確認出来ました。
「足跡」もあるしどうもココだよなあ・・・というカンジです。
上記の侵入口らしき部分のほぼ真下にこのような「糞尿」散乱も見受けられました。
これからこのような仕事が増えるとは思いますが、今年は小動物の幼獣駆除だけは最小限にしたいものです。
害獣とは言え生命ある野生の小動物の「子供」を駆除することは相当つらいモノがありますから・・・(´;ω;`)ウッ…
仕事であっても一抹の人間性だけは捨てることは出来ないし、捨てたくはありません。
次は日野市のK様邸のネズミ駆除調査です。
日野市は昨年から「ハクビシン」も「ネズミ」も何件も関わらせて頂いているエリアです。
まずはお話を伺い、いつものように外周から調査拝見させて頂き意外と簡単な侵入経路発見でした。
この通り「雨とい」にネズミの足跡がビッシリです。
これが上部に渡って付着しています。
(コレは間違いなく屋根回りのスキマだな・・・)と検討がつきます。☟
これだもんなあ・・(~_~;)
周囲に無数の足跡と共にその奥にはガッポリ「ハクビシン」なども侵入出来得る「スキマ」が・・・
こうした箇所がアチコチにありました。☟
セオリーの一つとも言うべき「基礎通気口」もこんなカンジです。
写真角度が悪いですが、通気口の上部スキマも大きく空いていましたし、
久しぶりに拝見した「戸袋内部」壁側上部のスキマがこれです。
「入っていいですよ!」と言わんばかりです(* ´艸`)
お部屋にも徘徊が数回あるらしいので拝見してみると・・・
これもいつものオーブンレンジの裏側周辺の通り道とか、
勝手口の「框」裏側のスキマと床下が通じているようですね。
上記は洗面台内部の配管穴をお客様がお気づき「仮封鎖」されたとのこと。
洗面台内部に「糞」が散乱していたのは間違いなくココからでしょう。
その他恒例のブレーカー分電盤などは幸い大丈夫でした。
はてさて今年の秋~冬はどうなることでしょうか?・・・
駆除を生業にしつつ矛盾するようですが、これだけ人類による「環境破壊」が進むと、
少しでも人類とそれ以外の生物の「住み分け」や「共存」を願わずにはいられませんね。
うちにも犬がいますし、動物、昆虫大好きオジサンでもありますから・・!(^^)!