Monthly Archives: 3月 2018
最近のネズミ駆除工事・あれこれ
おかげ様で今年は年も明けて最近のようにポカポカ陽気になってもネズミ駆除の相談が減りません。
むしろ昨秋~や今冬よりも増えているくらいかもしれません。
本当は私なりの分析も必要なのでしょうが、
学者や研究者でもない私にはそれは少々分野が違うのかな?と・・・・(~_~;)
それよりも手前で「困っている方」のお悩みを解決することで精一杯というのが本音ですね・・ハハハ・・・(^-^;
今日は最近のネズミ駆除工事の進捗をレポートです。
まずは昨日終えた日野市のY様宅です。
コチラは比較的スムーズに終えた数少ない?(-_-;)お宅です。
侵入口は殆ど「基礎通気口」くらいしか見当たらない為、一つ残しで一斉に封鎖工事。
その後床下でこの通り大きな個体が捕獲されました。
床下収納庫の真下ですが丁度このそばに「栄巣・トンネル」があったのです。
これですね・・・☝
近くに大量の糞もゴロゴロ散乱していました。
それにしても丸々と太った結構デカイ「クマネズミ」ですね。
立派その体格に思わず見惚れてしまいます。(^^ゞそして「合掌」・・・
金属板とモルタルセメントで早速封鎖をしました。
そしてその後約一か月近くの経過観察をもって静寂がもたらされたことで無事に完工と相成りました。
次は所沢市の大手新聞社の配達所店舗のネズミ駆除工事の進捗です。
コチラは開放状態の出入り口や構造上の無数のスキマなどから、
絶対的、永続的な排除は困難な為にまずはしばらく出入りしている多くの個体を捕獲に努めます。
真っ黒ケッケのこの部分。☝
この下はシャッターの大きなスキマがありそれを囲むようにコンクリートブロックで囲まれたダスト室になっています。
ここを大きな侵入経路の一つとしてバックヤードに大きくネズミが拡散している模様。
このようにしたから登ってきたネズミを一網打尽(というわけにはいかないかもしれませんが・・・)に・・
という訳ですが果たしてどうなりますか?
本来は建物内のあちこちに粘着シートを仕掛けたいのはやまやまですが、
大勢の従業員の方が忙しそうに作業する範囲にはやはり一旦遠慮しました。
従業員の方が不意に粘着を踏んでしまうことや、目につく場所でネズミが捕獲されても・・・などなどですね。
しばらくは痕跡や聴き取りを中心に限定した箇所にのみ設置することにします。
まずは室内徘徊の場所から封鎖をしていきます。
従業員さんの「寮」の天井です。☝
この非常灯の脇が劣化して喰い破られてしまっています。
そして見事にそこから伝って「寮」の廊下や共同キッチンなどを徘徊していたようです。
しかしあまりに天井材が劣化してしまっており本来は全体的な改修が良いことはいうまでもありません。
私の封鎖はあくまで応急処置的と捉えて頂くようです。
穴は封鎖してもその周囲がいつ壊れるか・・・喰い破られるか・・・心配は心配です・・・
開けっ放しのこのエアコンダクト穴よりこの反対側のエアコンに入り込み、
何と中で死んで腐敗してしまった為に宣言を入れると悪臭が部屋内を充満・・・(^_^;)
たまったことではありませんね。
この部屋はしばらく使用禁止になったままだったとのこと・・・
そして前回設置したダクトボックスの上の粘着シートを確認して見ました。👇
やっぱり・・・(^^)v
ココは敵にとって主要な出入り口の一つのようですね。
この日は三匹の捕獲となりましたがコレはまだまだ序の口・・・
あらゆる条件や情報を総合するとこの数倍のネズミが建物内を徘徊していると思われます。
永い闘いはまだ始まったばかりですよ・・・(^^ゞ
所沢市・M様邸・ネズミ駆除調査と工事
全く気候というものは人間の思うようにはいかないですね。
どうしてこうも極端なのでしょうか?
わずか2週間前には「みぞれ」が降ったかと思えば今日は25℃前後の夏日になるようです。(^_^;)
暑さが一番堪える私には嫌な季節がまたヒタヒタと・・・
桜満開の今からわずか一か月余りが、一年間で一番良い時期かもしれません。
昨日も所沢市内の「桜並木」を渋滞のおかげで充分堪能して帰路に着きました。
今日はその所沢市でご依頼頂いているM様のネズミ駆除レポートです。
既に通って三回目なります。
もともとはいきなり部屋の中をネズミが走り回り即座に御相談されたとのことです。(-_-;)
このように☝がっぽりと開放状態の戸袋内部や、
配線などの貫通穴などが目立ちます。
特に戸袋は数が多いので早く着手しないといけません。
上までスコーンと抜けた全開放のタイプですね。
チョット時間がかかる「難易度」3.5といったところでしょうか・・・(〃艸〃)ムフッ
戸袋外側の真ん中に「方立」が入っているので一旦材料を区切らなければなりません。☝
それから手前側の開口部に金属板を取り付けます。👇
やっとこさこれで一か所完成です。・・・ああ・・大変だった・・・( ノД`)
ついでに床下の状況も調査依頼もあって床下へ潜って「あらまあ・・」事態でありました・・・👇
初っ端からコレ☝はやせている私でもチョットキツイ・・・・(~_~;)奥には入れません。
以前侵入した方がよほどスマート中のスマートだったのでしょう(^-^;
チョッピリ拡張切開しないと誰もが入れる「開口」維持は出来ません。
その先の奥を手差しカメラで覗くと・・・
奥に見える「基礎通気口」。
この先にも増築した6畳間があるのですが、当然このままではそこでも侵入調査と何らかの作業は出来ませんね。
そして土壌の一角にはネズミの「栄巣」らしき「穴」を発見しました。
近くにネズミの糞が幾つも散乱しています。👇
まあ地上では見えない様々なコトが発見出来るわけですが、
次の発見事象が一番の成果だったと思います。👇
土壌が濡れているでしょう?
どうやらトイレの下水が漏れて漏れているようです。
幸い水溜りにはなっていませんが地面が渇いていないので断続的な漏水は間違いないようです。
その付近の上の床板もやはり湿気で傷んでいます。
カビで真っ白ですね。
こうした発見は通常ですとメーターで認識できるほど大きな漏水でもなければ、
地上側で気が付くのはよほど被害が進行してしまってからになってしまいます。
ですからタイミングよくこうして床下から発見出来たことは、
素直に嬉しく思いますね。(*^_^*)
八王子市・S様邸・害獣対策工事
寒かったり暑かったり私のような年配者や強靭な方以外はなかなか大変な時期です。
それを通り越さないと本当の季節に変わってゆかないんですね。
一気に暖かくならないところがまた良いのかもしれません。(*^_^*)
さて今年は大変時間と労力と材料のかかる害獣防止工事が多いこと多いこと・・・
昨年の比ではないように思います。
今日は八王子のS様邸の工事をレポートします。
コチラは以前にも調査レポートをしましたが、
天井に大きな染みが出来始めた為に和室の天袋から覗いたらこの有様・・・・👇
永い間のハクビシン滞在だったんですねえ・・・(-_-;)
何回かに分けて早速作業開始!
荒れ果てた「天井裏」へまずは一発消毒をしないと満足に我々も作業が出来ません。
第一の侵入口と思しき屋根スキマの真下へ粘着を置いて現在の出入りを確認。
昨年の大田区のハクビシンでもこの粘着がだいぶ役にたちましたっけ・・・
今日は地面近くの「侵入可能口」から塞いでいきます。
殆どこのような箇所ばかりです・・・(-_-;)☝
自身の住まいの「基礎通気口」など大抵の方は気にして確認することもありません。
よってしかたのないところか・・・・
大変なのはこれからです・・・・
初訪の調査時には単純な見落としがあり封鎖範囲が大きく増えてしまった範囲です・・・(;´д`)トホホ
このふかし壁の内側は一瞬立ち止まって考えれば範囲の多さにすぐ気が付いたのに・・・です。
このように下に潜って内側の通気口に金網、土台の上のスキマへ金網を装着します。
最近ではこうした構造の住宅はメッキリ減りましたね。
30年代~50年代までの比較的和風の建物に多いようです。
そもそも日本人の生活様式や住宅スタイルが欧米風に偏っていますからね。
問題はこの下から覗く「外側」(壁側)のスキマを見落としていた為、
作業時間も材料もチョッピリオーバーに・・・( ノД`)
コレ☝を見て頂くとわかると思います。
左側が内側で右側が外側(壁)になっており壁側にも約10㎝程度の幅の空間があります。
そこから壁伝いで天井裏まで登れる構造です。
これも丁度左側がその外側の空間スキマを金網封鎖している光景です。
これは南側の縁側👇に潜りやはり土台の飢えのスキマなどを封鎖している光景です。
本当にチョット前の和風の家は風通しも良いのですが、
空いている空間も多いもの・・・つくづく・・・(◎_◎;)
そして数日後「屋根回り」の封鎖に伺いました。
これは屋根の段差に入り込むのを塞いでいるところです。
この段差の下に入り込むと上の屋根の軒天部材(ベニヤ)が劣化で破損気味の為、
ハクビシンなどの大型害獣ですと簡単に大穴を開けて入り込むのです。
やはりそうした例が一昨年、日野市のお客様で実例があり驚いた記憶はまだ新しいですね。
私が関わってから数日の「天井裏」侵入や周囲の徘徊などを痕跡などから判断し、
肝心のメイン出入り口を最後に封鎖します。
今回は(おそらく)私の調査訪問時で既に相手(ハクビシン)は移動気味であったろうと推測。
今回は汚物撤去などは工務店様がして下さる為、比較的スムーズに作業が終えられそうです。
かと思えば先日の調査レポートのように複数匹が現在滞在中のようなご依頼などもあり、
本当にこの仕事は見積り通りの工程で終えられるかは常に怪しい不安を抱えています。
お見積りもコメント但し書きとして(予想)とさせて頂けるとどんなに気が楽か・・・(^^ゞ
しかしそこが経験+技術を向上させてゆくプロなんだと思うと襟を正さずにはおれません。