Monthly Archives: 1月 2019
新年の害獣駆除調査2件
やはり寒い季節はしっかり寒い方が気持ちが良いとは思いませんか?
だってあとチョットで冬から春と、その先にはおそらく例年通りのキツ~イ夏が来るのですから・・・(~_~;)
雪国にお住まいの方々には少々申し訳ないのですが、
このままもう少し冬が続いてもいいくらい・・・って必ず春が来るから言える贅沢かもしれません。
でもせっかく日本に住んでいるのです。
「四季を楽しむくらいの余裕の心は持ちたいものだなあ・・・」と最近しみじみ思ったりもします。
仕事もどんなに忙しかろうが、相談者様方のご依頼があり続けることが一番の幸せ・・・!(^^)!
さて今年は新年早々から調査依頼が続出して嬉しい悲鳴!(^^ゞ
まずは私の育ちの故郷ともいう昭島市の飲食店からのネズミ駆除依頼に伺ってみました。
思えばその付近は私が幼いころ頻繁に通った商店外の一角でもありました。
築年数を経た懐かしい建物の出で立ちは昭和そのものです。
その代りに老築化してそれなりにネズミの出入りはありそうな予感・・・
まずは外部を一回りしてみます。
1Fが店舗で2Fは使用していないようですが、構造体は一体なので見逃すわけにはいきません。
二列に並んだ古い雨戸の戸袋・・・築50年~というお話ですのでまず間違いなく出入り可能でしょう・・・
もしかしたら下地材も無いかもしれませんね(・・;)
エアコンのダクト穴らしき開口がポッカリと存在・・・・
しかも電気ケーブルだけが通っているので、ネズミはそれを伝ってスイスイと出入りをしているかもしれません。
裏手で目に付きにくく底板のないであろうふかし壁・・・↑
配管が躯体に挿入されているのがチラッと見えますね。
中を覗くといつもこんなカンジでした↑
やはり土台と根太の間がポッカリと空いているようです・・・
築年数を経た建物を我々が防鼠的な目的でどこまで封鎖する必要があるか・・・?
これもまた利用者や建物のオーナー様にとって頭の悩む判断です。
そして内部はというと・・・
人の目に余り触れない箇所にはビッシリと鼠の足跡が付着・・・
おそらく深夜の閉店後にチョロチョロで出てきては徘徊しているのでしょう・・・
出入りはしていませんが、こうした古い配管がそこかしこと多いので、
かじられる前の予防的な封鎖も欠かせないでしょうね。
そして最も大きな出入り口を見つけました!↓
古い飲食店ではよくある、厨房カウンターの裏側です。
普段は当然「目線」よりだいぶ下に位置している場所なので、しゃがんだ時にしか目につきません。
しかし頻繁に出入りを目撃されている方ですと、時にはネズミがココに逃げるのに遭遇します。
別の場所と角度から見ますと、やはりもっとはっきりしたラットサイン(ネズミの痕跡)がこびりついています。
店舗でも長年同一業者様が使用していると、リフォームもしなかったりと気が付かずに放置されがちです。
他にもこのような画面中央↑の真っ黒なラットサインなどネズミの「通り道」があるのですが、
どこもそうで「飲食店」の厨房は狭い上に機材が多くて「死角」ばかりなのです。
これらを移動して確認の上封鎖までこぎつけるには少々時間が必要・・・(-_-;)
というわけで今日のところはここまでで終了と相成りました。
どのような対策提案をさせて頂こうか急いでじっくり検討ですね。
そして次は八王子のS様のネズミ調査です。
こちらは軽量鉄骨造の建物のようでスッキリとした立法体の形状。
が故にデコボコの凹凸がほとんど無いので極端に出入り口の要注意箇所が少ないようでした。
特定は簡単明瞭か、逆に経験の少ない死角にでも存在するかのどちらか?
少ない調査箇所のうちに私が特定したのは↑のような基礎と水切りの間のスキマでした。
基礎パッキンが装着されていない為に指がスッポリと中まで入ってしまいます。
お客様とご一緒にチョットだけ水切りをめくって確認してみることにしました。↓
やっぱりなあ・・・(-_-;)
構造の奥が見えていますね・・・
ずっと奥までは見えませんが確実に壁内~天井裏へはつながっているとみて間違いないでしょう・・・
ネズミもよくこんな場所を探せるものだ・・と感心ひとしきりです。(^_-)
日の出町・N様邸・害獣対策工事
やはり近くのご依頼者は特別在り難いものです。
年末年始や繁忙期の忙しさと重なりこの寒さ、なによりも日が短いので「時は金なり」なんですよね。
今回の防鼠工事のご依頼はお隣の「日の出町」の方なので、車で十数分の距離ですから・・・!(^^)!
昨年夏の「ハチ駆除」のご依頼は近隣地域の方だけでしたので本当に効率が良い仕事をさせて頂きました。
今年も頑張りますよお~(^^)v
さて今回のN様はハクビシンの侵入の本当に初期症状であった為、
追い出しや経過観察は従業員に行ってもらい、
今回は仕上げと最終確認を私が担当するために伺いました。
まずは戸袋内部の封鎖を数か所行います。
内側の左上に壁の中の断熱材が見えると思います。
ここがいつもの問題点です。
しばらく戸袋封鎖の仕事ははなかったのですが続くときは続くんですよね。
いずれにしてもSCSさんにご教授頂かなければ、ずっと「戸袋封鎖」は「知らない、出来ない」で終わっていました。
改めて何度お礼を申し上げても言い切れません。
本当に諸先輩方への感謝の念はいつまでも忘れたくないものです。(^^ゞ
ここの戸袋はこのようにしたにもわずかですがスキマがあるので封鎖しないといけないようです。
これは調査した者からの報告指摘は受けていないので私自身の現場判断となります。
大なり小なり施工者による臨機応変な現場判断は最後の「要」なので重要です。
ですから本当は出来るだけ全ての調査は施工する人間が確認することが理想ではないかと思うのです。
まず上部のスキマを金属板(パンチング板)加工にて封鎖しました。
そしてこれが下端のスキマを封鎖したところです。↑
これらが終わって今度はいつもの造作出窓の下端を封鎖していきます。
今回は時間と材料の関係でステンレス金網をしようすることにします。
これも現場判断の一つです。
金属板はコストはかかるが施工が楽で手間が省ける。
金網はコストは省けるが施工にて手間がかかる。
どちらも一長一短ですし、また止むを得ず選択の余地も無い場合も存在します。
このように30~40センチのスキマに上半身を潜り込ませて金網を取り付けてゆきます。(^_^;)
この時すでに太陽も傾き日も暗くなり始めて寒かったなあ・・・(~_~;)
最近もレポートがあった現場と同様に「壁を伝って上も登れるし」、「土台を乗り越えて床下へも侵入が可能」。
どちらにも金網を装着しないといけませんね。
こんなカンジですね↑
イヤイヤもたげている頭と首筋が痛い、痛い・・・これだからある程度身体も鍛えておかないといけないんです。
やっと全体の金網装着が終わりました↑
本当に昨年の12月半ばからは忙しかった・・・・
そして生まれて初めて年賀状を年明けに書くことになろうとは・・・(~_~;)
今年は「先手先手」で何事にもチョットでよいから余裕の仕事をしてゆきたいものです。
そしてあまり楽しめなかったプライベート部分も最大のチャレンジをもって楽しんでレポートしたいですね。
昨年末最後の調査から・・②福生市・M様宅
「暖冬です」などと言いながらきちんと「寒さ」はやって来ました。
昼間の作業時には11月まで半袖でいたのが今はきちんと厚着していますからね。(^_^;)
12月も後半になっての急な冬の到来?に獣たちも急いで人間の建物に侵入してきたのでしょうか?
は、わかりませんが、とにかく年末の駆け込み相談が多かったのは例年とちょっと違う傾向でしたね。
遠方なら丁重にお断りしても仕方がない時期ですが、
幸いお隣の福生市・M様のご依頼は何とか私用も工面して伺うことが叶いました。
こちらは訪問前から相手がハクビシンなのは分かっていました。
前日にお依頼者様が天井裏を覗いた際、寝ているハクビシンを生で目撃とのこと・・・
連日寒いものなあ・・・奴らの気持ちは分かるが・・・・
早速伺ってみました。
まずは外周を確認してみます・・・
奴らもわかっているんですよね・・・簡単な出入り口を・・・
いつもと同様の造作窓の下が怪しいカンジ・・・↓
もう絶対に間違いないなあ・・・と当たり前のような自信もおかしいかもしれませんよね。
一応下側を覗いて確認します。
増築部との境はなんだかヘンな構造です。
床下へも土台を乗り越え簡単に床下へ侵入が可能・・・
別の角度からも確認します。
ブロック基礎?に付着した黒いモノはハクビシンの足跡のようにも見えますね。
こうしても見ると「右側」の壁側からも上に登れますし、左側からは床下へ侵入できるというまさに「自由自在」か?
屋根回りにも上って確認してみます。
幸い「出入り経路」は皆無のようで、確認出来たのは「昼寝」出来そうな範囲での足跡のみです。
続いていよいよ小屋裏内を確認の為侵入してみます。
ユニットバスの天井裏からの侵入でしたが、そこには当然のようにハクビシンの足跡がクッキリと残されています。
今日はご対面できるでしょうか?・・・チョット楽しみでドキドキします・・!(^^)!
う~ん、残念!・・・本日は外出中のご様子です。
小屋裏一面を見渡しても御姿は確認出来ません。
小屋裏一体もほとんど「断熱材」も無く、どちらかといえばさほど奴らには好ましい環境では無いようにも・・・
尿が垂れてきた箇所も薄い染みが残っているだけで糞も確認出来ないカンジです。
なぜか一部にだけ残った「断熱材」も寝床にするには少々さみしい・・・
個体は間違いなく一匹であることも楽に判明が出来て助かりました。
かくして即日の駆除依頼を頂き、年始の5日より作業開始のことと相成りました。
新年早速の「初仕事」をありがとうございます。!(^^)!