Monthly Archives: 3月 2020
最近の害獣駆除調査あれこれ②
前回に続き最近の調査案件レポートです。
立川のS様では「天井裏で何か大きい音がする」とのこと(-_-;)
伺ってみますと・・・
真っ先にご相談者様から知らされたのがココの部分☝
玄関脇の壁の下のスキマです。
確かにここは小動物のよくある典型的な侵入経路の一つではあります。
問題は手前に転がっている石の置物なんですね。
実はこの「石の置物」をこの壁下のスキマへ置いておいたところ、
夜中の「ガタガタ!」と音がして玄関外に出ると、
石の置物が逆さになって転がっていたということです・・・( ゚Д゚)
5キロ以上はあると思われる石を退かす力は相当な相手です・・・
下から覗くと確かに土台を乗り越えて床下へは通じている様子。
ここから外部へ脱出するのに強引に石を退かしたと思われますね。
しかしもっとよく周囲を調査して回りますと・・・
こんな場所・・・↓
それにこんな場所も・・・
確かに通気口に石は置いてあることは置いてありますけれどね・・・
コレだけじゃ・・・ねえ・・・
さてさて一番早い痕跡確認は浴室の天井裏ですが。
当然というかやっぱりというか・・・
床下から浴室に昇ってくるハクビシンらしき無数の足跡で壁は泥だらけに・・・
幸い「糞尿」は無いものの、浴室の真上もこのように泥だらけ・・・
この後は詳しい対策案をお伝えしご自宅を後にしました。(@^^)/~~~
次は八王子市のA様宅のご依頼です。
こちらは一軒家なのですが台所周囲でネズミが徘徊するのを確認してのご相談。
早速「台所」の回りを探索。
ご主人様が「ココへネズミが逃げた」という付近にこんな痕跡がありました。
食洗器の下の黒いカバーの右上に足跡が付着しています。
わかりずらいですがカバーの端にかじった痕跡も私にははっきり分かります。
ここは明確な一つの出入り口に一つですね。
黒いカバーを外して中を拝見してみました。
ガス配管が横から縦に走り最後に床下へ通じています。
そこの際に開いた穴のスキマは以外に大きいものです。
こちらにはこうした箇所が数か所ありました。
例によって分電盤のカバーを取ると穴はポッカリ・・・
非常に見にくいですが白いプラスチックの真ん中あたりにわずかですが足跡が・・・
幸い外には出てきていませんが、
生活空間直前までここからもネズミが来ていた痕跡ですね。
こちらも必須の調査項目の一つであります「玄関框」の裏側です。
どうも床下へ通じる経路になっている疑いがあるようですね。(;・∀・)
今年は再び、こうした駆除レポートの他にも「人生を楽しむ」為のもろもろの記事を、
何とか定期的に更新してゆけると良いのですが・・・
やはりそのためには「健康第一」であるとが嫌というほど痛感している昨今です。
最近の害獣駆除調査あれこれ①
いつも気候の話からさせて頂きますが、
このところ毎日の10~15℃の温度変化は当たり前になりつつありますね。
コロナウイルスで全世界は半ばパニック気味でもすし、
子供のころに「絵ときばなし本」なんかであったコワーイ未来予想がチョット真実見を帯びてきてもいます。
私自身の仕事柄も日々痛感しますが本当に「生物多様性」と言いますか、
自然と共存してゆかねばわたしたちの未来も決して明るいことばかりではないようです。
地球に生きづらくなっているのは「害虫・害獣」も同じかもしれません・・・・
さて先月の月末はいろいろと調査のご依頼を多数頂きましたので、
それらを何件がご紹介しましょう(*`艸´)
年度末が近くなりリフォーム案件もたけなわではないでしょうか?
先日も武蔵野市のあるT店舗からのお急ぎのご依頼。
改装中の天井裏がすごいことになっているとのことで、さっそく伺ってみました。
繁華街の建物なので骨組みはいつの時代かわかりませんが、
外からも内側からも幾重にも壁や屋根を重ねて改装してきたようです。
それこそ雨漏れも何度となくしてきた名残も垣間見えます。
「何か?」が侵入しても経路の特定は困難そうなカンジ・・・・です(;’∀’)
古いネズミの糞や尿、そして断続的な雨漏れの後などで明確な判断はつけにくくなっていました。
軽量鉄骨の梁はさすがになんと錆などの腐敗からはまだ免れているのが幸いです。
フラッシュの光でよくわかりませんが、
確かに小動物の糞尿に違いはありませんが、
ちょうど雨漏れ部分の真下の為に湿っており、
それが最近のものか昔のものかも予想は出来ても断言はしにくい感じです。
ネズミの白骨化した死骸などもゴロゴロ転がっており、
衛生的にも気分的にもあまり気持ちの良い環境ではありませんね・・・(;・∀・)
早速明日にでも「撤去と清掃」の御時間を取らせて頂くことになりました。
次も東大和のとある古い小型マンションの店舗の一室のご依頼です。
どうやらフロアーがネズミに荒らされているらしいとのこと・・・
こうした依頼も時代とともに次第に減少してゆくでしょうが、
まだまだ多いのが現状ですね。
外部をサラ~っと眺めてみますと・・・
こんな☝配管隙間や
こんな☝配管隙間やらは数多く見られました。
しかし「決定的」というのがコレかな?↓
お隣の空き部屋のエアコンダクトです。
直径10センチ近いうえに穴の下部がラットサインで真っ黒に汚れているのも、
侵入出入りの確かな証拠!
店内はというと・・・・
「ココでよく捕獲される」という厨房の部分ですが、
店員さんの敷きこんだ「トラップ」が徘徊の多さを物語ります。
よく見ると壁の奥に隙間があり出入りできるような感じですね。
厨房といえば配管回りですが・・・
やっぱり丸く食い破られている穴がありました。
カウンターの内側(厨房側)の下ですが、カウンター内での物音はよくある例ですね。
夜は誰も居住はしていないそうですが、どうやら不在・閉店時は店内全域を走り回っているようです。
あっちの長押もこっちの長押も新旧に及ぶネズミの足跡だらけです。
この汚れがネズミの足跡だと気が付くお店のお客様はまず一人としていないことでしょう・・・(-_-;)
配電ブレーカーの一部もかじられている線がありました。
火災になることはめったにあることではありませんが、
典型的な出入り口としても確実に封鎖して抑えておきたいところですね。