我が心の怪獣ガレージキットと「イノウエアーツ」探訪④
こんにちわ。
暖冬のはずがやっぱり冬ですね。
今年に入り東京も積雪があったり、
無くてもキンキンする空気の冷やかさが何とも心地良く感じる昨今です。
朝は決して苦手ではありませんが、勤め人の頃よりはユックリ出勤出来ます。
おかげ以前より、体調管理にも時間を割くことが出来ていますね。
今年は思い切って「詠春拳」を習うつもりでいますが、早く行動に・・・です・・・
今日の「イノウエアーツ探訪」はコレ👇です。
大映映画「妖怪大戦争」に登場の悪役、「ダイモン」です。
「化け物」ですからなかなかグロテスクなデザインですが、
「からかさ」、「一つ目小僧」、「油すまし」などの、「日本妖怪」軍団を相手に、
一歩も引かない「強敵」に相応しいキャラクターです。
映画はDVDでもぞ日ご覧くださいな。
現在では少なくなった「妖怪」実写映像として、現在でも楽しめますね!(^^)!
ではパッケージから・・・
イノウエアーツでは唯一の「大映」特撮キャラクターの「ダイモン」ですが、
大ぶりな「パッケージ」の多い「イノウエアーツ」にしてはこれが最小サイズです。
不人気の為か、初版以降の再販もなく地味な印象のダイモンですが、
なかなかキット自体は味わい深いものがあります。
インストも相変わらず手作り感覚、お遊び感覚満載ですね。
このセリフ☝もなかなか書けるもんじゃあありません。(^^;)
「ガレージキット」黎明期はどの個人メーカーも「この感覚」だったような気がします。
「買って!」、「儲ける」ではなく、「この楽しさ味わってみて~」みたいな・・・
で中身はというと・・・
正直現在の怪獣メーカーさんたちの「精度高い」造りに比較して、
抜きの技術もありますが、残念ながら劣るかもしれません。
で胴体になります。
片手で支えるには少々重い・・・
でこれが右手に持つ「杖」です。
やはり細かいディティールは大雑把な感がありますね。
今では許されない感覚さえある、「バリ」もそのまま・・・(それが手造り感覚ですが)
しかしやはり井上さんという原型師の凄さはこの「ダイモン」キットにおいても、
見事に憑依しているように思います。
ガレージキットの黎明期から見ている私等などからすると、
最近の作品は郡は映像キャラクターを寸分違わず「コピー」した立体物としては、
昔とは比較になりませんね。
しかし既成のキャラクターに「自分の生命を吹き込む」というスタイルは、
井上さんという怪獣原型師の以後、
なかなかそのレベルに及ぶ方たちが現れていないような気がします。
それは一言で言えば「見る者を圧倒する」とでも言いましょうか・・・