語り継ぐ昭和名作ドラマ「素浪人花山大吉」!

という訳で仕事もまだ本格的に始まっていない今回は、

おじさんやおばさんが昔、こたつやちゃぶ台で一家団欒を囲んで視た傑作時代劇を紹介。

たぶん40台後半以上の方しか視聴出来た可能性は薄いそのドラマとは?

とにかく時代考証などくそくらえでハチャメチャに笑わせた後は、

格好良すぎるその「太刀裁き」と豪快な「殺陣」で唸らせておいてチョッピリ「ホロっと」させる・・

それが「素浪人花山大吉」なのでした。

「要らぬ~お世話さ、どっちへ行こうと~♪天下御免の浪人一人~♪~」と始まる、

北島三郎吾大ののうてんき節な主題歌も、なんか昭和色ビンビンでいい。

演じる主役は知る人ぞ知る昭和の名時代劇俳優「近衛十四朗」です。

 

たぶん知っているひとはよほどの「時代劇マニア」か?

御歳の半分以上は昭和の方でしょうね(*^_^*)

作品の本放送時はかく言う私もわずか2~5才程度・・・

時代劇好きの父と繰り返された再放送のおかげで、脳裏に刷り込まれたワケなんです。

思えばこのころの昭和40年代のTVは全てが面白かったなあ・・・

そうそう近衛十四朗を知らない方には「松方弘樹」の実父と言えば、

「ああそういえば似ているなあ・・」くらいは思われるでしょうか?

そして日本中を旅するこちらが「やじさん」なら、

もう一方の「きたさん」がこちら「焼津の半次」こと品川隆二氏です。

私は現代劇の品川氏の作品は殆ど未見。

このオーバーで素っ頓狂な演技の二枚目俳優はやはり「焼津の半次」。

ご本人はあまり好まれない役だったそうですが、

世間は違いますよ。

本郷猛=藤岡弘、中村主水=藤田まこと・・のごとくなんです。

とにかく「花山大吉」の売りはこの二人の「掛け合い」に尽きます。

酷い時はメインストーリーなんてどうでもよく、半分以上が二人の怒鳴り合いだったりします。

こんなのは☝まだまだ序の口ですね。

100話・二年以上の長丁場のシリーズの中で、後半になるとこんなサブレギュラーも登場。

これがまた「テディベア」みたいなぬいぐるみを抱いて、ミニスカ着物で走り回るって・・・

お咲ちゃんこと南弘子の化粧もアイシャドウとマスカラがびしっと決まり、

これは域ら何でも「江戸時代」じゃなく「昭和70年代」でしょうカラーがありあり・・・(^^;

それでいてお決まりな最後のカッチョイイ立ち回りでは、

近衛が前半とはまるで人が変わるようにヒーローに変身!します。

「俺はな!貴様らのように人の幸せを虫けらのように踏みつぶす輩を許す訳にはいかんのだ!」と啖呵を切ります。

この「花山大吉」は現在では「時代劇専門チャンネル」や「東映チャンネル」などで、

割と頻繁に視聴することが出来るようになりました。

私もこれらCS,スカパーなどが出来るまで、

約二十年近く視聴することが出来なかったと思うと、有難い時代になったものです。

興味がある方はぜひ機会があれば視て頂きたいなあ・・<(_ _)>