東村山市・W様邸・ネズミ駆除調査

世の中には我々のような同業他社様は多数いらっしゃいます。

皆さんそれぞれが経験を積み、独自の技術を駆使してはお仕事をされています。

逆に全業者が技術も経験も決して同等ではないので、

どの業者に依頼されるかも、それこそ「運」と「出会い」かもしれませんね。

私どもは選択して頂く立場なので、

毎回の「出会い」はそれこそ「一期一会」と重い「感動」にも似た感覚でお仕事に着手します。

ですから毎年多くのお客様とご縁をさせて頂きますが、

「不愉快」や「後悔」な思いとか「残念」な結果を残すことは年に一件もあるでしょうか?

そう思いながら日々喜んで頂ける仕事に取り組める自分は何と幸福な事か・・・

チョット大げさでしたか・・・(^^ゞ

 

今回のお客様は、私の日々の仕事を「反面教師」的に振り返させてくれる案件です。

半年前に他業者様へネズミの駆を依頼されたのですが、

聞くとどうもそのお客様にとってはその業者に対応的に「不信・不安」があり結局のところ、

肝心の仕事内容も「不満足」だったようでした。

そこで改めて当方に再依頼を頂きました。

これは有難くもあり、こちらも緊張感の沸くことでもあります。(~_~;)

まずきっかけは「部屋」のどこからか「悪臭」がするらしいとのこと・・・

間違いなくどこかに「ネズミの死骸」があると思われます。

まずお客様の要望に従い「床下」を潜ってみました。

あちこちに「木の実」が転がっています。

ネズミが持ち込んだのか?はたまたハクビシンでも持ち込んだものなのか?

お客様に伺うと、この件についても前業者からの説明は無く驚かれた様子・・・

糞尿が散乱している付近も洗面や浴室回りと、わりに限られているようです。

 

しかしネズミなどの死骸臭らしき匂いは床下からは漂ってはきません・・・

それに捕獲用の粘着シートも点検口付近に10枚程度設置の他は床下のどこにも見当たらず、

捕獲される要素もそもそもなかったのです。

(おそらく浴室の天井裏に設置したままの粘着があったら、たぶんそこだろうな・・・)と

予想しながら床下から上がり、浴室の天井裏を調査することにします。(◎_◎;)

浴室の点検口を開けた瞬間に漂う「死臭」が鼻腔を突きました。

(やはりなあ・・・(^-^;)

まだ傷みもそう進んでいないクマネズミの成獣の死骸がありました。

居住空間への悪臭の犯人は間違いなくコイツでした。

さてこれで一つ問題は一つ解決したとして、次の問題が発生します。

前業者が対応したのが約半年前・・・

そして捕獲されていたクマネズミは傷み方からそう古くはない・・・

ひと月も経っていないでそうか?・・・

ということは以前どこかに「侵入口」が存在することは間違いなく、

それを私が今後探索して封鎖していかなければなりませんね。

聞けば前業者は「基礎通気口」の金網だけの封鎖工事だったことが書類で確認出来ました。

失礼ですがこれでは封鎖駆除としては不十分と言わざるを得ないのではないでしょうか?

しかしそれが最初に戻りますが各業者の「独自のやり方」なのです。

この日は時間の関係で外周回りをくまなく調査することは次の機会になりました。

がしかし「さっと」見ただけでも怪しい個所は浮かんできます。

☝こうした基礎に連なるコンクリートの割れは、土壌の陥没に伴い「トンネル」化していたり、

屋根回りも梯子で登って見れば、格好の「死角穴」がありそうです。

問題はそこまで「やるかやらないか」、「見るか見ないか」だけなんですよね。

「まさか?」と思うような壁の「換気口」なんかも劣化し格子が割れて、そこから侵入していたことも・・・

「痛い思い」を経験しないと「まさかね・・」でスルーしてきたことがどれだけあることやら・・(^-^;

こちらの方の正式な駆除作業は次回からですが、

最後は笑顔で満足いただける「一期一会」で終われるように良い汗をかきたいものです。