ワンフェス・2017・夏レポート

このところずっと触れているように、今年を崩したり変調が多く休養が課題のようです。

そんな中で本当は新作をもって参加したかった今年の「ワンフェス」。

ギリギリまで新作の申請中断を延ばしていましたが、

今年は最終的に辞めておいて正解だったと思います。

しかしやはりいつものことですが、ワンフェス参加は新作の有無がカギ。

広い会場のブースをくまなく見て回るのは、

もはや私にはさして楽しいことでも重要な目的でもないのことを再認識した今回のワンフェス・・・

「次回こそは・・・」との思いと暫く離れていた「造型道」への回帰を決意させてくれた?気がします。

 

またいつものように気になった作品のみを自己満独断にて紹介します。

まずはメカの王道「ウルトラホーク1号」のディオラマが素晴らしい!

でも結局はこういうディオラマって一般人は見て満足のレベルなんですよね。

「いいなあ~・格好いいなあ~」って思っても「置き場所・保管場所がない」わけです。

いつか困って「捨てるはめ」、「あげるはめ」になるんです。

ウチも住宅事情がきつくていつも家内にネチネチと・・・(-_-;)

これには驚きました☝マンドリルという熱帯に住む大型の霊長類なのですが、

全く同じマンドリルのポーズで私も造っていたんで、

目にした時は「こんな偶然あるんだ~」と見入ってしまいました。

一回り私より小さいのですが「こんなもの絶対売れることはないいよなあ・・・」と、

それを覚悟で造ることの素晴らしさに本来の造形作家の根源を再認した思いです。

やはり夏のワンフェスで意識して探すのは「東映ヒーローキャラクター」ものになります。

私自身が同じコンセプトで参加してきたのと、

「東映」自体が夏の一回しか新規版権を許諾しないからなのです。

ですから「東映」版権のキャラは夏だけの新作発表なわけです。

☝は久しぶりに見た「人造人間キカイダー」の作品群。

作者の方と色々意見交換もさせて頂き、短い時間ながら価値あるブース訪問でした。

またしても「造形意欲」がメラメラと静かに沸き立つのも自身の中にカンジましたね。

コチラは別のブースですが同じく「キカイダー」キャラの造形群です。

もしかしたら既存の「ガシャポン」の改造かもしれませんね。

アイデアもアマチュアの「腕の見せ所」であり「磨き所」なんだと思います。

(あ~今すぐ自分も粘土いじりた~い!(^^)!)

仮面ライダーの30㎝大型怪人「ゴキブリ男」もありました。

こんなキャラクターのしかも30㎝きっとが「完売」するなんてひと昔前では想像もつきませんでしたのに・・・

買った人たちは「置き場所あるのかなあ?・・」と大きなお世話をしたくなります。

大型キットが増え続けている人たちの取材でもしてみたいものですね。

毎回新作を見かけるほどの人気作品の「サンダ対ガイラ」もやはり今回も見かけました。

私も大好きな作品なのでやっぱり紹介したいところです。

われらが「おまんたワールド」高垣先輩の最高傑作たる「サンダ」と「ガイラ」以降、

気に止まる「サンガイ」が無かっただけに、

スタンダードの組まれたこの二体はチョックラ琴線に触れたのでした。

そして今回のメインゲストがこの人!「アンヌ隊員」こと「ひしみゆり子」様でありました。

サイン会場には長蛇の列が・・・

勿論ご高齢にはなられたとは言えこの人気・・・もちろんおじさんばかりではあるのですが・・・

たとえ「おばあちゃん」になられても、

ぼくらの胸中には永遠のヒロインとして生き続けているのであります。

数年前の冬のワンフェスで「ポインター」に乗れたことと言え、今回の「アンヌ隊員」との再会と言え、

「ウルトラセブン」という作品に対する自分への位置づけがそれなりに非常に大きいのだと実感するのであります。

また今日に至るまで新たな幼きファンを増殖し続ける「ウルトラセブン」の偉大さとでも言おうか?・・・

そこには「子供番組」とか「それに熱中するいい歳の大人」とか「懐古オタク」とかの言葉をも、

もはや近づけない「高次元」な神々しさまでも感じました。

本当に「昭和40年代男」で良かったなあ~と思うのであります。

最後は初めて「売れ残し」を経験した直後の先輩の、

我がブースの「片づけ風景」をもってレポートを締めくくります。

次回は絶対新作参加するぞお~👊

(締め切り早いぞ!さあどうする!)