この夏のスズメバチ駆除大特集

あまり働いていないようなこの夏でしたが、スズメバチだけは昨年以上に多くの依頼を頂いています。

「休み前」位は比較的「気軽」に駆除出来るサイズの蜂や栄巣が多いのです。

がしかし夏も後半に入りますと、多少「気合」を入れないと危険なサイズの依頼が増えます。

またとくにスズメバチは簡単に目に触れる場所の「栄巣」でない場合も多いのです。

 

まずは東村山のE様よりご依頼のスズメ蜂はこんなところでした☟

どこだかわかるでしょうか?

2階の出窓の屋根と軒天井の付近に「孔」を開けていますね。

もともとあった孔か、スズメバチがアゴで開けたのかは分かりません。

天井裏から確認しましたが「栄巣」は確認出来ませんでした。

壁の中やら軒天の部分が死角になっているようです。

本来ならこの部分を開口しないと「栄巣」は撤去出来ませんが、

お客様との確認で今回は「栄巣撤去」はしない方向でご理解頂きました。

孔に十分薬剤を注入し、しばらく苦しんで出てくるハチの流れが落ち着くのを見計らい「穴封鎖」です。

多少死骸が残るとは思いますが中で死んでも人間の生活上「衛生的」に大きな問題はないでしょう。

しかしどうも建物の構造上、まだこのようなスキマが色々あるようです。

☝このようにサッシと壁の取り合い部分の切込みが空いていたりと、

今後来年以降も「栄巣」される危険が残されます。(^^ゞ

気付いた部分は封鎖しておきました。

 

次はあきる野市役所からご依頼を頂いた市内緑地から発生していた「オオスズメ蜂」の駆除です。

次第に地元市役所からご依頼を頂けるようになると嬉しいものです。

やっと半人前にお役に立てるようになったきたかな?・・・と?

しかもどうやら今回は日本最大の「オオスズメ蜂」らしいとあって緊張感が走ります。

しかも古い切株の根本より飛翔しているのを昼間の調査で確認しました。

飛翔するその大きさにまずビックリ(*_*;・・・さすが昆虫の王者に相応しい・・・と

二人での夜間作業となりました。

笑っていますが冷汗も含めて防護服の中はすでにビッショリです。

敵はこの盛り上がった枯草の下の切株ですが、夜間ということもあり静寂が回りを包みます。

ノズルを差し込み「切株内」に薬散布!

恐る恐る枯草と切株を撤去すると・・・・☟

孔の奥からチョボリチョボリとオオスズメ蜂がもがきながら数匹出てきました。

だいぶ「栄巣」は深くまで伸びているようです。

スコップで奥まで掘削すると「栄巣」の一部分が出てきました。

またまた中から「栄巣」が出てきました。

幼虫や成虫も土砂に交じってザクザクと出てきます。

土砂に交じってしまいきれいには撤去出来ませんがこんな感じでおおよそ取り出すことが出来ました。

何事も無く事なきを得ましたが「う~んオオスズメ蜂恐るべし」を久しぶりに体感した一夜でした。

 

続く一件もなかなか面倒な案件でした。

丁度一年前にも天井裏の一抱えもある「栄巣」を撤去したことがありましたが、

今年も同様のご依頼を頂き、これまた二名で「黄昏時」を狙って伺ってみました。

私は天井裏からバズバルサンを焚く為、天井裏を開口しなくてはなりません・・・

万が一「居住空間」に飛び散らないように押入れ「天袋」周囲を養生しないといけません。

バルサンを焚いた後「天井裏」を覗くと約一間くらい先に50㎝大の「栄巣」がありました。

外部「天井換気口」から大量に薬剤を噴霧したこともあり、

だいぶ静かになっています。

しかしここからは「栄巣」撤去が困難なので、「栄巣」真近なベニヤを開口することにします。

ベニヤに染みがある辺りに丁度「栄巣」が存在するようです。

開いてみましょうか・・・(◎_◎;)

あったー!またドデカい!

成虫の死骸も数百匹は転がっています。

勿論まだピクピクしているものが殆どですが、じきに虫の息でしょう。

薬剤を吸収しているとはいえ「重い」ったらありゃしませんでした。(~_~;)

これからはこうした大型「栄巣」の駆除がまだありかもしれませんから油断出来ませんね。