国立市・戸建て解体前・害虫駆除・衛生消毒

いよいよ初夏の陽気になり心も身体も心地よく、

また肌を伝う風が日頃の「心の詰まり」を吹き飛ばしてくれます。

また先週は二年振りに奥飛騨から木曽路へと旅してまいりまして、

文字通りリフレッシュした心身で仕事に臨む毎日がスタートしています。

ブログ眼を通して頂いている方々はお感じになると思いますが、

年々と増えるのが「空き家」や「ゴミ屋敷系」などの対策や後始末です。(◎_◎;)

これは間違いなく増加の一途に違いありません。

まあこれらは私ども害虫・害獣駆除を専業とする人間以上に、

最近は「特殊清掃業」や「資産整理」などの方々は遥か想像以上に繁盛していることでしょう・・・

しかし毎日の想像を絶する現場の多くに早期で退職してしまう人間も多いと聞きます。

先日伺った解体前の空き家もその一つではないでしょうか?

御ひいき頂いている不動産管理会社様より緊急の御連絡がありました。

何でも膨大な不要家財道具を搬出始めると、

近隣へのネズミの侵入が急増したとのことでした。

それも隣近所の方々の多くが「ゾロゾロ」とネズミが玄関や敷地内から飛び出してくるのを見かけたとか・・・(-_-;)

半ば「今更」感ありありなのですが、その効果以上に近隣への配慮的なパフォーマンスも必要なのも納得です。

早速伺ってみました。

周囲はこのような陥没した配管沿いの穴だらけ・・・

これは床下はさぞかし無数の「栄巣」があることを既に臭わせます・・・

家財道具は一切搬出済みとは言え、その内部はやはり想像通り・・・いや想像以上でした・・・

押入れはこのように抜けたまま生活していたようです。(゚Д゚;)

コチラの押入れも大きくそこが抜けて床下よりネズミが出入りしていた様子がうかがえます。

敷居などは白蟻にもやられているようですね。

壁のアチコチに開けられた穴の回りはラットサインで真っ黒です。

この状態で最近まで生活されていたのが少々驚きです。

台所のは「人間」というより「ネズミ」の為の「水飲み場」と化している様子・・・

今回は「室内を消毒して欲しい」というのが主の依頼目的ではあったのですが、

一番いやな仕事が実は別にありました・・・

現場にいらした解体業者さんが「とにかく浴室にあるもの何とかして~」とのこと?

う~ん・・・コレは確かに・・・普通の人は逃げ出すかもしれません・・・(;´Д`)👇

浴槽でネズミの個体が二匹・・・

一匹は尻尾も入れたら50㎝もあろうかという丸々と太ったドブネズミ。

よく観ると無残にも所々身体がかじられているようです・・・

もう一匹はまだ息はしているクマネズミの成獣です。

たぶん何らかの目的で浴槽に飛び込んだか落ちたはいいが滑って出られなくなったと思われますね。

周囲にはすでにハエはたかっているしこの二体の撤去はなかなか辛辣なものがありましたね。

最盛期にはどれだけの数のネズミが盛隆を誇って暮らしていたか・・・想像するだけでも・・・

二階の台所はこれでも一階よりは幾分マシに思われるのですから・・・一体・・・

様々な想いを巡らせながらも消毒作業を実施します。👇

時間にしたらたいした所用時間ではありませんが、様々な意味で中味の濃い仕事だと思いました。

というより現代社会の抱える「陽」と「陰」の「陰」の部分を深く垣間見ることから、

自身の仕事の意味と貢献を常に考える好材料かと・・・

こうした状態の家屋やアパートなどの殆どは、

そこに暮らす人間の厳しい状況の現実が幾重にも重ねっていることを知るからです・・・