我が心の怪獣ガレージキット「イノウエアーツ探訪記」・番外編②

という訳で今回もイノウエアーツ以外の怪獣ガレージキットの秀作・名作を個人的趣味でご紹介。

前回は昭和のイノウエさんに代わり、平成の東宝怪獣造型をリードしたきた感のある「浅井造型」のモスゴジ。

今回は同じく新進気鋭の若手造形家の丹羽さん主催の「モンスターメーカー28」のモスゴジを紹介。

イノウエさんが私たちの一回り上の世代の方なら、

丹羽さん等は逆に一回り下の造詣家なんですね。

昭和怪獣をは殆ど接していないはずなのに、

これだけの技量で「昭和怪獣」を思い入れたっぷりで立体化してくれるとは嬉しい限り。

 

さて外装箱を見てみましょう。(#^^#)

最近のガレージキットはホントプロ真っ青なキレイなパッケージデザインになりました。

昔のようなアナログな「手書き」など見かけなくなってしまったのは少々サミシイかな?(;^_^A

各々のアイデアが反映されますね。

中を開けてみると・・・

このように完成写真が同封されているのも今や至極当然のサービスになりました。

昔は高価なキットにしか付随していませんでしたねえ・・・(;’∀’)

そしてこの写真だけでもきっとのデキが伺いしれようというモノ。

インストは?というと・・・

 

特にコメントは無いようですね。

逆にこうしたところに「遊びゴコロ」が消えてきているように思うとこれも寂しい限り・・

作者の「思い」や「記憶」・・・

完成までの長き道程の中で脳裏を去来する様々な「感情」等々・・・

知れば知るほど購入者はキットへの楽しみが増えるのではないでしょうか?

梱包も本当に丁寧で好感が持てますね。

抜き方もこの通りキレイに揃っています。☟

昔は「どうだ!造れるもんなら造ってみろや~」的な上から目線のキットも多かったですからな。

購入者側のすそ野も広がりましたからね。

それではさあ!モスゴジの凶悪な面構えを見て下さい!☟

どうですか?

いいですねえ・・・何度見ても「モスゴジ」の凶悪な顔はナンカ五感を刺激されますねえ(^^ゞ

代わって正面からで~す。

モスゴジ特有のブルドッグのようなたるんだ頬がブルブルと動きそうです。

両腕を組んでみるとこんなカンジ☝

特徴的な動きだしそうなリアル感と丁寧な造形にも好感が持てますね。

斜め上からです。

う~ん生きているみたいです。

決して実物のコピーではなく作者の個性がきちんと作品に反映しつつも、

唯一無二の作品として成立するというのはものすごく困難だとおもいますよね。

今や3Dコピーの可能な時代ですから、ソックリなだけなら不要な時代かもしれません。

最大公約的にファンの心と評価を惹きつけ、永きに渡り一定の評価を浸透される事は、

キャラクター造形ではなかなか至難である事は疑いのない所ですね。

そこに「オリジナル」という至高の存在が高き頂として君臨していますから・・・

それをある意味超える「挑戦」が優れた作品を生み出すのかも・・・・

いやはや「遊び半分」の私の造形なんぞは・・・・お恥ずかしい限り・・・(~_~;)