我が心の怪獣ガレージキットと「イノウエアーツ」探訪⑤
「モスラ~や、モスラ~♬スンガカサークヤ、インドム~🎶」・・・
映画を見たことはなくともこのセリフと歌を聴いたことのある人は多いはず?・・・
ゴジラと並ぶ有名なジャパニーズモンスター「モスラ」ですね。
今日のイノウエアーツ探訪は「モスラと東京タワー」キットについて紹介します。
作者の井上さんも、この「モスラ」は非常に好きで思い入れ深いと聞きました。
それだけに完成品を初めて見たときは、
その「思い入れ」の深さまで伝わる思いがしたのを覚えていますね。
さてではパッケージ外観を見てみましょう。👇
どうですか?
真っ赤な文字でデカデカと「モスラ」とプリントされたこの外観は。
シネスコの大画面に登場したメインタイトルのようで興奮を覚えませんか?
では中を開けてみましょう。
今までの「ダイモン」や「メカゴジラ」と比べるとおとなしめの「インスト」です。
どれどれ・・・
う~ん・・でもやっぱり「おとなしめ」でもしっかり「エンターテイメント」しています。
「ダイモン」や「メカゴジラ」、それにこの「モスラ」など、
この頃のイノウエ作品のインストは一番「遊び心」に満ちていたと思います。
じゃあ肝心の「キット」は?・・・
真っ先にジャジャ~ン!(;^ω^)と「東宝スコープ」のタイトル!
このオマケがまさに「遊んで」いるじゃありませんか?
現れました初代「モスラ」の雄姿!・・・
さすがに表面の細かい処理など観なくてよい!
80年代前半にこのスケールのデカイ作品を出した点だけで、
「歴史的価値」があるというものです。
東京タワーとベースとそれぞれ組むとこんな雰囲気に・・・・
何時ごろ制作できることやら・・・
話は戻りますが、これらガレージキット黎明期の名作群の価値はやはり、
二次元から三次元へコピーとしての精度などではなく、
時間と年月の経過に耐えて深まる「歴史的価値」なのだと信じて止みませんね。
好き嫌いは別としてそうした意味では、
もっと「価値」が「評価」されて良いキットが沢山埋もれているかもしれません。
「海洋堂」や「大阪ゴジラ団」に「マーメイド」・・・等々
もうそれらも滅多に見ることも出来なくなりました。
だれか「怪獣ガレージキット」博物館でも開館してくれないでしょうかね?
せめてイノウエアーツ博物館でもいい・・・(*`艸´)ウシシシ