男子は格闘映画で大きくなった!
キャンディーズの後は一転、同じ少年時代に「男心」「男魂」を培養された「格闘映画」です。
ここしばらく子供、なかんずく男の子が夢中になるような「洋画」はメッキリ陰を潜めてますね。
昭和は違いました。
男子は映像の中で「ヒーロー」の姿から様々な「人生の闘争心」を学んだのでした。
ブルースリーが現れてから「ドラゴン」という「ワード」は、
小学生でもアドレナリンを沸騰させるセリフになったのですね。
ブルースリーはTVでは見れないけれど、倉田保昭尊師はTVで拝むことが出来る!
Gメン75の「香港カラテ」シリーズがどれだけ楽しみだったか!
毎月毎月新しい「空手・カンフー映画」が上陸しては公開されるんですから、国中大ブームなわけです。
このころは「オカルトブーム」があったり、「パニックブーム」があったり、
映画がうねりがまさに幼少の人格形成に少なからず影響していた素敵な時代でした。
たしかにこの頃公開された一連の「ドラゴン」「タイガー」「ジャガー」たちは、
確かに「ブルースリー」を見た後は・・・トホト・・・なのです。
が自分の成長と共に繰り返し見ると、なかなか味わいがあってそれなりに「味」が見つかるんですね。
「これは南派拳法だな」とか「これは実在した〇〇〇を題材にしてるんだな」とか・・・
こんな雑誌が巷を賑わし、ボンクラ少年たちの「ドラゴン心」を熱くしたのでした。
中身はいうと、これがなかなか今となっては貴重な写真や記事もあったりしてました。
このショットは今見てもカッチョイイ!!!と思いますよ。和製ドラゴン・倉田尊師!
その後のジャッキーチェンやジェットリー、現在のドニーイエンも勿論大好きですが、
やはり70年代の泥臭い「手づくり」感覚の「画面」が好きなんだなあ・・・。
倉田保昭尊師とブルースリー大師の闘いは誰もが見たかった対決ですなあ・・・
汗も血も、匂いまでこちらに届きそうなくらいですから・・・。
時間があれば各作品のレビューでも出来ればいいですね。
今度は「女ドラゴン」のキーワードで会いましょう。