あきる野市・草花寄席にて落語再評価中
健康に苦しんだ昨年はコレで相当精神的に癒されてきましたのが「落語」でした。
かといって都内の寄席にはなかなか行くわけにもいかず、
いぜんからチョコチョコと買い貯めて未見のままだった「古典落語」のDVDを、
じっくり時間をかけては楽しんできました。
私は殆ど現在の民放のテレビは不要な生活習慣なもので、
本当に昨年は「いまこそ」とばかりにリハビリを兼ねて視聴を重ねることが出来ましたね。
昔紹介したかもしれませんが、落語経験の浅い方はぜひこの↑志ん朝から入って頂くと、
江戸前落語の世界に簡単に引きずり込まれてゆくでしょう・・・
引き込まれると言ったってそれは非常に「こころ豊か」で「ここちよい」ものなんですよ。
昔の日本人の生活にタイムスリップさせてくれると言うとぴったりかもしれません。
引き続き平行して覗いてもらいたいのは小三治師匠です。
志ん朝とはまた違った本格江戸前落語が楽しめます。
特にマクラといわれる前置きの軽い導入話しは右に出る方がいないと言われるくらいなもんで。
落語独特の見せる笑いで爆笑されたい方はそろそろここらあたりで五代目小さんが良いのでは?
特に「禁酒番屋」や「親子酒」など酒に関わるネタは最高に笑えます。
酒ネタの場合、ほとんどマクラは同じなのもなんか笑えます。
わたしは殆ど下戸に近いんですけれどね。
個人的には見かけや語り口に比べて爆笑派なんじゃあないかと思います?
この辺で落語に慣れ、また魅力に引きずりこまれてゆければ次のステップはお好きなように・・・
昭和の名人と言われる噺家に足を入れてみるのなら
この圓生とか
文楽や正蔵なんかも味わいがありとっても好きです。
いきなり昭和の名人級はちょっと楽しみがわからない方もおられるかもしれませんね。
もしくはアレルギーが無ければ関西、上方落語世界に耳と目をむけてはいかが?
この米朝と吉朝は子弟なのでとてもスタイルが似ているようで、
しかもよく言われる関西の濃くてくどい独特の味というものがかなり薄口に調理されていると思います。
ほかの上方芸人の落語は確かにギトギト濃すぎて相いれない印象でしたが、
初めて吉朝を聞いた時にはかなり爽やかで涼やかでここち良かったのをはっきり覚えています。
純粋な子弟だけに同じ演目ネタを披露していますから、
そのちょっとした違いを味わうのも楽しいもの・・・
特に上方落語は東京では寄席など生では聞くことが出来ないので、YouTubeの動画やDVDしかありません。
新年早速「新宿末広亭」でも行こうかなあ・・・
そうそう16年前、結婚前の家内と池袋末広亭に行ったっけ・・・ついこの間のことのようです。