あきる野市・M様邸・ネズミ駆除
調査時や見積時に必ずお話するポイントの一つに、
「どこまでの精度高い駆除」を望まれるか?というのがあります。
ハチやダニや虫は別として獣系の駆除対策は「家屋」という条件が付きまとうので判断は様々です。
簡単なのは「お部屋に出入りされなければいい」(徘徊音は我慢出来る)か?
「音にも耐えられないので歩き回られるのも嫌」かという選択基準です。
ここでコスト・期間も大きく分かれるからですね。
たいていはこの両者をクリアすることが精度高い駆除なのですが、
相談者様の希望はさておき、物理的に「家屋・建物」への出入り防止が困難か不可というケース・・・(-_-;)
これは我々が「どっちが良い」と決めることではありません。
決して偉そうには言えませんが、精度を高めれば当然「高コスト」になってしまう・・・
これは避けられないので常に相談者様に悩んで頂くしかありません。
今回のM様宅は外側からの封鎖は見送る(徘徊音の再発は止む負えない)ことになりました。
その代わり室内徘徊被害が耐えられないので、
部屋への出入りをしっかり防ぐというものです。
特によくありがちなのは「複雑なリフォーム」をされたケースです。
今回がそれに該当しますが、外からの封鎖が客観的に「高コストで困難」なので、
居住空間と外部の「仕切り」を明確にし遮断するしかありません。
☝の箇所は手前が部屋内で奥が「鉄骨材」の物置になっており、
スキマの広い木製ドアで仕切られています。
そこでスキマを封じるために金属板を加工しスキマを防止します。
台所の吊り戸の奥が空いており、下地の石膏ボードが食い破られていました。
白い吊り戸ドアにもネズミの足跡が多く付着しています。
ワンサイクル経過しても捕獲は無いので、さっさと金属板で☝のように封鎖してしまいます。
そうこうしているうちに洗面所の床下で二匹の個体が捕獲されました。
例によってビミョーな画像でスミマセン(-_-;)
どうやらこれ以降は徘徊音は天井裏から軽減されてきた様子です。
しかしまた次の波がいつ来るか分かりませんが、
とにかく居住空間での遭遇と同居を防ぐことが今回の第一義です。
複雑で分かりずらいですが、こちらもリフォームにより発生していた台所のスキマ空間です。
真ん中付近のベニヤ下地材がその付近です。
これなら☝どこがそうだかお分かりいただけるでしょうか?・・・(-_-;)
この付近にもねずみの足跡が多く付着しておりました。
どうもこの周辺は幾つもスキマが集中して混在しているようでした。
どうしても直視しながらでしか理解出来ないであろう複雑な箇所です。
やはり台所なんですが・・・
封鎖した後は別の角度から撮影したものをアップしました。
これも複雑な経路の例なのでレントゲンのように奥の先の先まで見えた上での判断ではなく、
あくまで「実例」と「痕跡」と「カン」みたいなものと総合的に判断するので、
100%の根拠裏づけがあってではありません。
「可能性」は極力潰してゆくという「探索」と「作業」の追っかけ・繰り返しなのです。