あきる野市・S様:相模原市・某施設の害獣調査
今回も続いて最近の調査依頼案件のレポートです。
それにしても今年は異常に寒いせいか?「ご相談」が途絶えることが無い状況です(;´Д`)
現在は比較的周囲の地域に「ご依頼案件」が固まっている為、
施工訪問の「移動時間」が節約されるので件数も前年よりいくらか多いかもしれません。
その代わりに少々の遠方のご相談に十分にはお応えしにくいのがつらいところ・・・(◎_◎;)
どのようなお仕事でも長期間にわたって「需要」と「供給」のバランスは保てませんね。
私どもも「季節」や「年度」によっては、少々物足りない?余裕に怖くなる?時期もあるのですから・・・
「自然」や「生き物」相手の不安定なところです。
余計なことはそれとしまして、まずは相模原で調査依頼が来ました某施設からです。
商業施設ですが鉄骨造な為に小動物にはかなり無防備になっていました。
その無防備さは構造上止むを得ないとは言え、恐ろしいくらいです。
被害の発端は室内空間へのネズミの徘徊のようです。
天井裏から覗きます。
断熱材はぐちゃぐちゃのようですが、
これがどうも「ネズミ」などの害獣のせいなのか?
もともとが「裸」の断熱材を人間が何かの必要で寄せて放置したのか?疑問です・・・
このようにネズミの糞が散乱しているのは当たり前なんですが、
ネズミがココまで断熱材を傷めるか?
かといって大型の獣の侵入ではなさそうだし?・・・
そもそもがコレだけ断熱材が傷んでいれば、天井裏の徘徊音は尋常ではないはずですが、
それがそうでもないのはまだ幸いなのかもしれません。
もっと悩ましいのはこうした構造の☝造りですね。
もともと倉庫だったとのことで仕方がないのかもしれません。
いわゆる「天井板」が無い為に「天井裏」の一部が露出ということ・・・(-_-;)
このようにネズミの「足跡」が白い壁のアチコチに付着しています。
背の高い「食器棚」の上にはこうした糞があり気付くこともありません。
どうやら糞からは小さいサイズの個体と思われますが、
残念ながら限られた時間内では、断定出来る「屋外側」からの出入り口が見当たりません。
外部側からは少々の御時間が必要か?
それまで真っ先に「室内側」の対策が必要です。
本来はわれわれより「内装業者さん」の方が予算も手間も、そして仕上がりも良いでしょうか?
次はあきる野市・S様宅のネズミ調査です。
こちらは逆にネズミの屋内側への出入りがあったのですが、
出入り頻度が少なく痕跡も極小の為に「部屋側の出入り」の特定が着きませんでした。
その代わり外部的には典型的な箇所が色々あるようです。👇
こちらなどは「戸袋」の内部ですがこの通り「間柱」などの壁内構造が露出。
どう見ても確実にネズミの出入りする典型的な1か所です。
こうした箇所が数か所存在。
下記は基礎通気口ですが「配管」貫通の為に格子が破損。
これも出入り自由です。
他にもこんな場所もありました。👇
これもちょくちょく見られますが単なる基礎コンクリートの欠損ではないですね(◎_◎;)
何かが掘削して潜り込んでいるようです。
その「何か」ってそりゃネズミに間違いないと思います。
ただし床下につながっている「経路」の一つなのか?
単なる「ねぐら」の一つなのかは?「床下側」から拝見しないと微妙ですね。
☝もいつもようによくある「出窓下」空間・・・
左右の横側が天井裏などへつながっていると思われます。
コレ☝など断熱材の傷みや破れがどう見ても「不自然」・・・
ネズミの小さな身体がすり抜けるように潜っている形跡が想像できる痕跡ですね・・・🐭
どれも決して建築上の異常であったり、間違っても「不手際施工」などではありませんが、
こうした小動物の侵入自体になり初めてその「存在を知る」箇所なのですね。