小金井市・W邸・白蟻調査

こんにちわ。

今日は最近実施した「白蟻調査」の「調査」~「駆除施工」までを、簡単にご報告したいと思います。

今回はK工務店にご依頼を頂いた、小金井市のW様邸の白蟻調査からご覧頂きたいと思います。

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上記は「調査」に際し行う「侵入口」(床下収納庫や和室の床下開口)周囲の養生です。

粉塵によりお客様のお部屋の損壊や汚れを防止するために実施します。

消毒等、実際に施工する場合はさらに頑丈に精度高く実施します。

さて実際に「床下」へ入ってみましょう。

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画面ではカメラの広角により、実際の「床下」より高く見えますが、

ほとんど地面から土台までは450~低いと200ミリまで様々です。

またこうした「配管」や「根がらみ」というものまで充満していますと、我々専門のプロでもなかなか厄介になります。

ちなみに私は潜れる床下の高さの最低値は180ミリ前後なので、

会社務めの時代は誰も潜れない低い床下(これが意外に多いのです)では重宝された思い出があります。DSCF0211

今回見て頂きたいのはコレ、見事な「白蟻の侵入経路」とその「被害」です。

 

 

地面から上に「蟻道」という通り道を作りながら「束石」を通過し、「束柱」まで至っています。

「束柱」は三分の一程度の食害なので、K工務店様にて「鋼製束」に交換されるとのことです。

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上記は「大引き」まで「蟻道」が至っている例ですが、幸い中身までは被害に至っておらずホットしました。

また我々の仕事は経験上、ついつい自然に目に触れてしまう「懸念事項」がさまざまあります。

さてこれは何でしょう?

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少々分かりづらいですが、この床下配管に点々と残る痕跡は・・・たぶん「ネズミ」の足跡です。

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そしてこの「通気口」の破損スキマも、ネズミの侵入口の一つです。

調査直後のお客様にこの旨をお話したところ、やはり数年前より「天井裏」にてネズミの被害があったとのこと。

この他にも「床下」からは、「漏水」や床組(土台・大引き・根太など)の劣化、「カビの発生」だけでなく、

最近は「耐震」を左右する「基礎の劣化」などまで拝見・調査するようになってきています。

昨年の我が家の「リフォーム」でも改めて痛感しましたが、

建築業者では特に「業者の優劣」が全てを左右すると言っても過言ではないと思います。

また「優良な業者」と出会うことは、これが業界内にいてもそう簡単ではありません。

かくいう私自身も選ばれる「優良なプロ」でありたいと願わずにはいられません。

次回は後日実施した、こちらのW様邸の実際の「白蟻駆除」を簡単にご報告いたします。