我が心の怪獣ガレージキットと「イノウエアーツ」探訪③

ドラマや映画の内容は自分にとってたいしたことなくても、

その劇中に登場する「人物」や「キャラクター」だけで作品が成立してしまうことがありますね。

この「メカゴジラ」もその代表ではないでしょうかね?

「メカゴジラの逆襲」=とにかく主役は完全にこの悪役「メカゴジラ」でしたから。

男の子の大好きな「メカ」と「怪獣」を融合してしまうのですから、

こんなに非の打ちどころのない「格好よさ」ったらありませんね。

イノウエアーツでもその昔、キャストキットを発表していました。

当時、実物はめったにお目にかかれず、だいぶ後になってその存在を知ることになりました。

その時は既に多少のプレミア価格になってはいましたが・・・・

まずはパッケージですが、シンプルなタイトル印刷にもなんとも「格好良さ」が感じ取れます。

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「東宝」マークがイイ味出しています。

では箱を開けてみましょう・・・

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「出ました!」昭和・ガレージキット草創期の「手書きインスト」です。

居間のガレージキットはPCできれいに印刷されていますが、

う~ん・・・何といいますか、「優等生」というか、「パンチがないとうか・・・

では中身はというと・・・

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ゴロゴロしたキャストの塊が出てきました。

イよーッ!これがガレージキット!と言わんばかりのラフな梱包というか・・・

中心の胴体を手に取ってみます。

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まさにガレキと言っていいくらいですね。

昔の購入者はこれを自分の技術だけで組み立てなければならなかったのですから、

自然に技量も上がったでしょう。

今は塗装直前の「半完成品」くらいまで、購入者再度に優しい(易しい)キットが殆どです。

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顔もなんとなくラフですよ~。

自分で少々「男前」にする必要があるかもしれません。

イノウエファンは大きく手を加えるか否か?は難しいところです。

井上さんの手から生み出されたことにも「芸術的価値」を見出していたりもする人もいたりしますから・・・

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楽しい「インスト」の再確認。

これですよ☟

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真面目なのかふざけているのか、計算されたかのような洒落た文面にも惹かれます。

思えば本当にこうした80年代頃はパイオニア原型師たちの「熱」が熱く充満していた頃でした。

私自身もこの頃「下手くそ」なガレージキットを造っていましたが、

やはり脳裏の片隅にその「熱かった自分」が思い浮かびますね。