瑞穂町・K様宅・白蟻調査
前回に引き続き今春の白蟻調査のレポートです。
今回は当方のホームページをご覧になりご依頼を頂いた方の白蟻調査です。
お電話の時点でどうも解せないのは、「約1年前にそれなりの予算で業者に白蟻消毒」をしてもらった」とのこと・・・
それで羽蟻が発生するのは何故か?
お話だけでは疑問は深まるばかりです・・・(^^;)
早速伺ってみました。
まずは羽蟻発生の現場確認です☟
階段の柱の「突き付け」に「蟻土」らしき物質が見え隠れしています。
やや恐る恐る指で加圧してみると・・・
なんのことはありません。
この通り見かけと違い内部はこの通りサクサクと空洞になり果てていました・・・(-_-;)
床下も拝見してビックリすることになるのですが・・・
点検口から侵入してすぐの浴室土台はこの通り☝
経年の漏水から水染みで腐朽が進行していますね。
もしかしたらこの蟻害による残骸は前年の防蟻処理によるものかもしれません。
しかしこうした残材や不要材、目立つゴミなどは指摘、撤去するのが優良な業者ではないかと思います。
他にも残材がアチコチに放置されていました。👇
奥のリビングにもこの通り☝
腐朽・蟻道・残材の3点セット?(;´∀`)が目立ちます。
う~ん・・・1年も経過していないにも関わらず羽蟻が発生・・・・
その原因が分かるような気もしてくる光景です。
(しかし本来その事実すら何かの間違いでは?・・・との思いも半ば消えません・・・)
さて羽蟻発生近くの玄関ホール下へ侵入してみると・・・
カビで真っ白な土分部と湿気で真っ黒なこの土壌・・・
右奥の土留め板下はネズミの「栄巣」らしき痕跡もありました。
あとで奥様に尋ねるとやはりネズミの侵入・徘徊もたまに感じるとのこと・・・
しかしこの土留め板がシロアリにより酷いことになっているのを目の当たりにします・・・👇
土留め板を軽く触ってこの通り!ぼろりと破損・・・
玄関土間にある靴が床下から丸見えではありませんか!?
1年前にこれに気付かないはずはないと思うのですが・・・(-_-;)
結局この部分は全面的に食害で崩壊しているようでした。
ネズミが万が一屋内に出入りしても困るので一旦仮封鎖をしておきます。
他にもよく見てみると・・・
束柱にも蟻道の跡・・・その先の基礎面にも蟻道がハッキリ見てとれますね。
その後改めて普段お世話になっているO工務店様に、
改修工事の為のお見積りを依頼し見て頂きました。
予防、駆除等の結果は最低限のご要望であり、
それを踏まえても誰に見られても恥ずかしくない堂々としたお仕事を私もしたいものです。