続く白蟻駆除調査のあれこれ
9月も中旬となりだいぶ涼しく身体も楽になってきたのではないでしょうか?
これからの2~3か月間は「俗に言う」行楽のシーズンなので楽しみです。
そうは言っても近年の「自然災害」は普通ではありませんよね。
一年中どこかで「地震」、「台風・大雨・洪水」だの、「竜巻」や「干ばつ」等々が、
日本だけでなく世界規模で猛威を振るっているのですから(´;ω;`)ウッ…
季節感やら年中行事もその通りにはいかなくなってきているのは間違いのないところ・・・
もはや人類規模の危機的時代を生きているのかもしれません。
地球から視れば塵くずのような人間の存在です。
「今を嘆く」のではなく、「現実は現実と受け止め」出来ることをしながら、
日々の人生をせめて楽しくたくましく生き抜いていきたいものです。
前置きが長くなりました。
夏休みが終える頃から「判で押した」ように「ご依頼・お問い合わせ」が急増していますが、
なぜか「シロアリ」の御相談が多いのが、今年のこの時期の特徴のようです。
今日はそのうち何件かをレポートしたいと思います。
まずはいつもたくさんのご相談を頂く昭島市のN建設様からマンションの白蟻調査のご依頼がありました。
なんでも既に居住空間に白蟻被害が露出しているとのこと。(~_~;)
なるほど・・・やはり・・・という様子☟でした。
畳のスキマから何だか柱の異変が見られたので手持ちの「パテ」で埋めてはみたものの・・・ですが・・
パテを取り去り指でまさぐってみます。
この通りどこまでも「ザクザク」と指が入り込みます。
これでは床下をきちんと調査しない訳にはどうやらいかなくなりました。(^^ゞ
畳を上げた後、床下を電動ノコギリで開口して潜ってみます。
被害の全貌に近づくにつれて結構な被害の深さが見えてきます。
この通り部分的でも中心の芯まで簡単に道具が貫通してしまうようです。
RC鉄骨のマンションなので通気口は殆ど無い様子です。
床下全体は高温多湿でこの通り一面「カビ」が蔓延しています。
典型的にも白蟻が好みそうな環境と言っても良いでしょう(◎_◎;)
そして被害の中心を確認してみるとこんな様子でした。☟
根太受けの厚みの半分近くが白蟻に食べられていました。(;´Д`A “`
むしろ今のところ最大の被害部分がこの程度で幸いと言うべきかもしれません。
1階にはこちらの方の他に5部屋あるので、
一斉でなくとも全室の床下を順次駆除予防されることをこれからご相談していくことになりそうです。
次も一年中お仕事の御相談を頂くM建設様のご依頼です。
コチラも同様に居住空間に被害が露出してからしばらく経過してしまったとのことでした。
早速伺ってみるこちらも典型的な被害経路のようです。
玄関「框」部分とホールのフローリング部分がオカシイ状態です☝
勿論「シロアリの食害」であることは一目瞭然・・・
床下からこれもしっかり調査が不可欠です。
「核心」部分に至る前に転がっていた「木っ端くず」を裏返すとこの通り・・
やはり床下の土壌にはウジャウジャと白蟻生息が間違いない様子です・・・
玄関ホールに到達してみました。☟
無風状態で多湿・・・カビいっぱい(◎_◎;)ですね。
玄関「框」下の土留め板のアチコチに「シロアリ・蟻道」が・・・やっぱりというか、当然か・・・
中はザクザク・・・そしてウジャウジャと・・・☟
チョット見ずらいかなあ?・・・乳白色の粒がウジャウジャいるのが見えるでしょう?
現在も食べ続けています。
和室に進むとさらに「シロアリ・蟻道」がアチコチに存在・・・
相当全域に白蟻が及んでいる証拠です。
ココにもその生息を確認しました☟
「活きのよい」白蟻が元気に蠢いています。
こちらも早急に駆除日程等の御相談を勧めなければならないようです。
先月末から今月上旬にかけて同様の白蟻相談がまだ数件ありました。
勿論有難いことですが、先の「天候不順」や「気候変動」などによって、
ますます「生物」の生態が読みづらくなるなあ・・・とは思いますね。