フィギュア・ガレージキットの原点「オーロラ」はトラウマ

わたしも大きくなって「オーロラ」というその存在を知りました。

ガレージキットが誕生して30年、現在のフィギュアブームもサブカルとして認知。

しかしこの「オーロラ」というフィギュアプラモデルメーカーが無ければ、

現在もないかもしれません。

残念ながらメーカー自体は私が小学生の時に倒産してしまい、

殆どは「再販」でその素晴らしさに触れることが出来るようにはなりましたが。

 

最初の出会いは街のさびれた「模型屋」のショーウィンドーの中でした。

(よくある出会いですよね。)

その時目にした「完成品」を見て「何なんだこれは!?」。

「こんなもの買うやついるのか?」と思いつつ、何回も模型やを覗きました。

それが👇

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「忘れ去られた囚人」というキットの名であることはずっと後で知りました。

「何でこんな不気味なものがプラモデルになる必要性があるのか?」不思議です。

いわゆるこの出会いが「トラウマ」となり、

「オーロラ」というメーカーの存在と歴史を調べていくことになるのです。

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この洋書はまさにその「オーロラ」の歴史を辿った「名著」です。

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いつか昔のプライベートブログでも書いたかもしれませんが、

「オーロラ」の魅力は優れた画家の描いた、「パッケージアート」にもありますね。

だって☝を見てもすごいじゃありませんか!

その「箱に描かれた絵」が!

その「絵」を見事にあの時代の原型師が雰囲気も良く「立体化」。

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こんなものもあります。

コミックヒーローたちも「背景」の「ディオラマ」と共に生き生きと「立体化」です。

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再販ものを所有していますが、

この「ゴールドフィンガー」の悪役「オッドジョッブ」も素晴らしいパッケージですね。

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歴史上のヒーローたちまでも「立体化」したり、

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有名なこんなモノまでも・・・「ギロチン」です。

テイストは「囚人」と同じ悪趣味かもしれませんが、好きな人にはたまらないかも・・

これはギロチンの刃が落ちると、首もコトンと落ちる仕掛けになっています。

(オーコワ~(゚Д゚;))

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こちらが「トラウマ」の原点中の原点、「忘れ去られた囚人」のパッケージです。

こんなモノをアメリカでは子供に購入させていたのでしょうか?・・・

いい時代です。ハハハ・・・(*^^)v

そして中味はというと・・・

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インストもまさに「いい味」を出しています。

もったいなくて制作出来ませんが・・・

最もこれは最近の再販版ではあります。

「オーロラ」時代はも何回か再販されていて、

👇コレは正真正銘のオリジナル再販ものです。

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ショーケース内に飾っていて出せない為済みません。

チョット安易なパッケージに変わってしまっています。

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やっぱり精工な最近の再販ですが、この「ジキルとハイド」のパッケージは、

毒々しくも「陰影」をキッチリ際立たせた配色でとても気に入っていますね。

また最近入手したオリジナルの「ロビン・ザ・ボーイ・ワンダー」です。👇

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当時のバットマンなど全く知らないのですが、

やはり「パッケージアート」に惹かれるものはあります。

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60年代~70年代の当時、日米共に「豊かな」文化が醸造されていた証ですね。

「オーロラ」の触り部分だけですが、

私の「造形」の根幹に根深くからむ部分なので、

何回かディープにマニアックに紹介したいものです。

興味のない方はどうもゴメンナサイ。

「仕事と人生を楽しむ」ブログですのでご容赦の程。

次回は「イノウエアーツ・探訪」が再開するかな?