八王子市・S様邸・害獣対策工事
寒かったり暑かったり私のような年配者や強靭な方以外はなかなか大変な時期です。
それを通り越さないと本当の季節に変わってゆかないんですね。
一気に暖かくならないところがまた良いのかもしれません。(*^_^*)
さて今年は大変時間と労力と材料のかかる害獣防止工事が多いこと多いこと・・・
昨年の比ではないように思います。
今日は八王子のS様邸の工事をレポートします。
コチラは以前にも調査レポートをしましたが、
天井に大きな染みが出来始めた為に和室の天袋から覗いたらこの有様・・・・👇
永い間のハクビシン滞在だったんですねえ・・・(-_-;)
何回かに分けて早速作業開始!
荒れ果てた「天井裏」へまずは一発消毒をしないと満足に我々も作業が出来ません。
第一の侵入口と思しき屋根スキマの真下へ粘着を置いて現在の出入りを確認。
昨年の大田区のハクビシンでもこの粘着がだいぶ役にたちましたっけ・・・
今日は地面近くの「侵入可能口」から塞いでいきます。
殆どこのような箇所ばかりです・・・(-_-;)☝
自身の住まいの「基礎通気口」など大抵の方は気にして確認することもありません。
よってしかたのないところか・・・・
大変なのはこれからです・・・・
初訪の調査時には単純な見落としがあり封鎖範囲が大きく増えてしまった範囲です・・・(;´д`)トホホ
このふかし壁の内側は一瞬立ち止まって考えれば範囲の多さにすぐ気が付いたのに・・・です。
このように下に潜って内側の通気口に金網、土台の上のスキマへ金網を装着します。
最近ではこうした構造の住宅はメッキリ減りましたね。
30年代~50年代までの比較的和風の建物に多いようです。
そもそも日本人の生活様式や住宅スタイルが欧米風に偏っていますからね。
問題はこの下から覗く「外側」(壁側)のスキマを見落としていた為、
作業時間も材料もチョッピリオーバーに・・・( ノД`)
コレ☝を見て頂くとわかると思います。
左側が内側で右側が外側(壁)になっており壁側にも約10㎝程度の幅の空間があります。
そこから壁伝いで天井裏まで登れる構造です。
これも丁度左側がその外側の空間スキマを金網封鎖している光景です。
これは南側の縁側👇に潜りやはり土台の飢えのスキマなどを封鎖している光景です。
本当にチョット前の和風の家は風通しも良いのですが、
空いている空間も多いもの・・・つくづく・・・(◎_◎;)
そして数日後「屋根回り」の封鎖に伺いました。
これは屋根の段差に入り込むのを塞いでいるところです。
この段差の下に入り込むと上の屋根の軒天部材(ベニヤ)が劣化で破損気味の為、
ハクビシンなどの大型害獣ですと簡単に大穴を開けて入り込むのです。
やはりそうした例が一昨年、日野市のお客様で実例があり驚いた記憶はまだ新しいですね。
私が関わってから数日の「天井裏」侵入や周囲の徘徊などを痕跡などから判断し、
肝心のメイン出入り口を最後に封鎖します。
今回は(おそらく)私の調査訪問時で既に相手(ハクビシン)は移動気味であったろうと推測。
今回は汚物撤去などは工務店様がして下さる為、比較的スムーズに作業が終えられそうです。
かと思えば先日の調査レポートのように複数匹が現在滞在中のようなご依頼などもあり、
本当にこの仕事は見積り通りの工程で終えられるかは常に怪しい不安を抱えています。
お見積りもコメント但し書きとして(予想)とさせて頂けるとどんなに気が楽か・・・(^^ゞ
しかしそこが経験+技術を向上させてゆくプロなんだと思うと襟を正さずにはおれません。