国分寺・Y様ビル・ネズミ駆除調査

かじかんだ手先もやっと温まってきました。

次は国分寺のY様ビルのネズミ調査依頼です。

実はこちらは以前に昔の同僚が駆除に携わったようです。

ビルは戸建ての大きさに比例して、何倍もの時間と苦労が生じます。

その多くがいわゆる「対処療法」的な駆除対策が多いのが実際です。

侵入経路が複雑な為、その封鎖が物理的、経済的に無理なことが多いのです。

ましてこちらは過去に何らかの駆除経歴を通過している以上、

「再発」という考え方もあり、

今回はそれを上回る対策を講じなければならないでしょう。

その外観をサラッと見渡してみると・・・・

裏の店舗「排気口」も昔の封鎖した痕跡がしっかり残ってはいます。

その周囲の配管に巻いてある、厚い「断熱材」がかじられていたり、

前回のその封鎖さえも精度が甘いようでスキマが残っています。

シャッターも相当昔のモノのようなので簡単に侵入出来そうです。

梯子や脚立を利用して確認出来る箇所は限られています。

ですが5回建てのしかもお隣のビルとのスキマが狭いとくれば、

2F以上の壁面は確認不可能・・・・

今回の調査依頼は2Fの店舗のみですので、

自然と駆除の対象は2Fへの対処療法的駆除にならざるを得ないでしょう。

店舗内を確認してみます。👇

所々に店舗様側で応急処置をされた「出入り箇所」が幾つもあるようです。

店舗内のフロアー内への侵入は一番避けたい被害現象です。

壁の隅に「防鼠ブラシ」を突っ込んでいました。

昔のものかもしれませんが、厨房内で殆ど使用していない洗面周囲に、

幾つものネズミの「足跡」が見られるようです。

糞が殆ど確認出来ないのが、

現在のフロア―内への侵入の少ない頻度を物語っているようです。(^^;)

使用者の方は気付いているかもしれないが「死角」になりやすい個所が・・・

厨房カウンターの裏(底板)ですが、かっぽり開放状態です。

これではいつネズミが顔を出してもおかしくありませんね。

至急底板を設置してあげたいところです。

まだ大丈夫のようですが、こうした☝配管と石膏ボードのスキマは、

いとも簡単に食い破られてしまいます。

昨年の今頃もし西東京市のお客様で、

配管と石膏ボードがらみのスキマ封鎖をネズミと「追っかけっこ」したっけ。

店舗は特に壁内とフロアーを繋ぐケーブル配線が多く、

しかも直接「壁」に穴を開けて通す為、無数のスキマが出来易いのです。

これらもパテやコーキングなどを充填、少しのスキマでも残さないことです。

☝これなどもまさにその典型でしょうね。(*_*;

人間が集まり出入りの多い「駅周囲」の古いビルは、

格好のネズミの繁殖場所として認識されています。

今問題になっている豊洲の移転なども含め、

都会の経年数を経た建築物の集まる地域からは、

ネズミを根絶することは至難の業かもしれませんね。

私を含めて全業者のプロが、

「絶対的な個体数を減らすこと」に勢力を注いでいることが現実でしょう。

何といっても相手は人間の祖先なのですから・・・