我が心の怪獣ガレージキットと「イノウエアーツ」探訪記⑪

いまだかつてないほど、メッキリ「造型」から離れている自分が悲しく寂しい・・・

ということでせめて「楽しい気持ち」だけでも復活しようと、

納戸の奥を探ってみました。(◎_◎;)

「地底怪獣・バラゴン」・・・「地底怪獣」という響き・・・いいですねえ(*^_^*)

たぶんバラゴンが初めてだったんじゃないでしょうか、「地底怪獣」の呼称を使ったのは。

のちのち今日に至るまで無数の「地底怪獣」が生まれましたが、

最初にして至高の存在の「地底怪獣」、それがこのバラゴンでは?

イノウエアーツから初めて出た「バラゴン」キットは当時としては巨大すぎる中空キット。

高価な値段もさることながら、学生の時分には50㎝を超えるその存在感は雲の上でしたねえ・・

では箱から・・・

う~む・・・やはり箱からしてデカイ・・・・

イノウエアーツとバナナボーイズのロゴも楽しい!!(^^)!k

しかしこのバナナは何なのか?未だに私は分からないのだが?・・・

これがインストです。

まだ後年の「遊び心」はさほど見られませんね。

オーソドックスですが堅実・丁寧・シンプルなインストとでも申しましょうか?・・・

そんな中でチョッピリ泣かせるフレーズが後年の「遊び心」の萌芽を感じさせます。

「内田模型」はイノウエさんの絶頂期の販売パートナー店でした。

火事で無くなってしましましたが・・・遊びに行ってみたかったですね。

インストをめくると出てきましたよ~バラゴンのお姿が・・・👇

まさに何だか「ガレキ」の塊が大雑把に詰め込んであるカンジが泣かせます。

早速肝心の「頭部」を手に取ってみます。

う~ん以前紹介した「キンゴジ」頭部とさして変わらぬ「デカさ」!

型抜き具合は「この時期」特有の粗さはありますが、

「あの当時」を知っている我々ガレージキットファンは気にもなりません。

というかそれがかえって良かったりするのです。

デカさ故の「中空キット」というのもいいですね。

考えてくれています。

そして正面・・・

この愛らしさはやっぱりバラゴン・・・この時期にこれだけの表現力は、

当代超えても「井上雅夫」氏ならではもの・・・

資料の数や精度は現在とは比較にならなかったはずです。

井上さんはスクリーンを何度も観てのイメージを脳裏に叩き込み固めるとも言われています。

今は何をしていらっしゃるのやら・・・

神戸でお会いしたのはもう三年前?だったかな?・・・

カタチだけ胴体と頭部をくっつけてみます。

「あ~あ造りたい~なあ!」( ノД`)シクシク…

耳やら爪やら、下あごやら、細かい部品の出し入れが面倒でスミマセン・・・

足や尻尾のパーツの塊は大きくそれなりに重いです。

中には一部ムク成型のパーツもあったりもします。

紹介するたびに思いますが、この先「製作レポート」なんぞを報告する機会がいつか訪れるのか?

でもイノウエアーツの巨大キット群は全て完成させると、

たぶん「畳」が三畳程度では済まない展示スペースが・・・・

やっぱり未完成のままの鑑賞で終わってしまうのか?・・・

「永遠の悩み」でもあります(くだらんなあ(^^ゞ)