Oアパート・ノミ駆除工事②
凄まじかったノミ駆除工事も佳境に入り二回目のレポートをしましょうか。
現在は週二回の訪問の中で外部・共有部への消毒を繰り返し、
今は徐々に希望者から室内の消毒に入らせて頂いています。
今回は少々過激ですが発生源のお部屋での駆除消毒ノミを紹介します。
参考にお伝えすると今回の大量発生の原因は以下に集約されるでしょう。
①著しく不衛生な生活環境。
②同時にその中での複数ペットの飼育。
③集合住宅の為に拡大が短期間に広範囲に及んだ。
①や②は最近ではさして驚かなくなった典型的な「社会問題」の一つが関係しています。
しかし私もその凄まじさには辟易するものがありました。
何時もこのように開き部屋をお借りして機材の準備や保管をさせて頂きます。
空き部屋はこの通り当然ですが「綺麗」なはずです。(~_~;)
それが発生源となると・・・
玄関ホールです。
消毒前に相当痛い思いをして「産廃業者」の方が7割方の不用品を撤去して下さいました。
残りの3割撤去を前にして「音を上げる」ことになってしまったようです。(-_-;)
その理由がこの後明らかになります。
家財道具の大半は無くなったとは言え、悪臭が鼻腔を突くこの中の汚れ具合はどうでしょう・・・
消臭剤を混入して「殺虫・殺菌」をしていますが効き目が低いかもしれません。
床には「猫の体毛」と「埃の塊」が厚く堆積しています。
社会問題の典型が目前に広がっていると痛感せざるを得ません・・・
玄関から徐々に奥に進むにつれてその壮絶な光景は気持ちを重くさせます・・・
そしてベランダ消毒の為、掃き出しサッシの前に来て呆然とするのです。
それが👇です。
ガラスにへばりついた小さな黒い点々・・・それがまさか全て大量のノミだとは・・・
信じられない事実でした。
前回は部屋半ばで消毒していたのでこの光景がハッキリ分かりませんでした。
今回はベランダの消毒がもう一つの目的だったので全域をさらによく見て、
発生と被害の酷さを一層痛感したのです。
きっと前回の室内消毒で苦しくなり逃げる為に外部沿いに集まって死んだのでしょう・・・
サッシの枠も☝の通りビッシリ真っ黒です・・・(-_-;)
もはや「自然発生」というより「飼育」または「養殖」という言葉が的確かもしれません・・・
この環境下に人間が本当に生活していたことを私はいまだに半ば信じられません。
他の部屋の住人の方々のお話を総合すると、
今回の被害拡散の要因の一つがベランダ経由だった可能性が濃厚でした。
口をそろえてベランダに飛び跳ねているのを目撃、
もしくは実際に刺され、洗濯物への付着も多く確認されていました。
現在は最盛期を10とすると、おそらく被害は2~3まで減少していると思います。
しかし吸血昆虫に被害を受けた方の皮膚の痕跡はなかなか消えるには時間を要します。
ノミは駆除できても多くの方々を巻き込んだ今回の事例は、完全解決にはまだ時間を要することでしょう。
本当に様々なことを考えさせられる案件ではあります。