小さな虫と害虫
最近の害獣駆除調査あれこれ
三寒四温・・・この言葉が実感されるようになってきました。
先日やっと恒例のワンフェスが終わり、間髪入れず待っていたかのように仕事の依頼が急増。(◎_◎;)
絶好のタイミングとはこのこと。
有難いことしきりです。
しかし毎回毎回「お金」と「時間」をかけてイベントに参加するのもホント苦しくなってきました・・・(^^ゞ
好きな事とは言え・・・ですね。
はてさて夏は一体どうしましょうか・・・?
この時期確か昨年もそうでしたが「ワンフェス」準備でパタリとブログが更新出来なくなります。
確かに仕事より家事や造形、イベント準備に奔走しておりやや仕事はサボっていたかもしれません。
ご安心下さい!「有難いことに休ませてなるものか!」と連発のお問い合わせに既に奔走しておりますので~(;´Д`)
さてこの1~2か月間は遊んでばかりいたように思われるかもしれませんが決してそうではありませんよ。
最近の害獣・害虫駆除の動きをいつもの簡単レポートします。
まずは継続中案件の一つ、村山の賃貸物件のネズミ駆除より
コチラも1階の店舗(休業中の飲食店)に部分的にまだネズミが出現するとのこと。
厨房を徹底的に確認。👇
上は厨房内の排水口です。
どうも確認されたネズミは濡れていた様子・・・ということで水回りの経路の遮断を試してみます。
何時もの金属パンチング板をチョット加工してフタにしてみます。
固定はしていないので大きなネズミがその気になり押し上げれば出入りは可能。
その他にも死角にこんなところが・・・👇
既に金属板でフタが仮止めされていますが、
ここは「汚水桝」のようなので疑ってかかるべきでしょう。
たてもの自体が「築年数」すら明確には把握できないくらい経過している為、
当然不自然な「造り」も何時の頃のモノなのか?確認が不可能・・・(-_-;)
何時ものように全ては「疑ってかかる」ことが原則です。
久しぶりに厨房内にも「粘着シート」を設置しておきました。👇
しばらくして確認に行ってきます。
次は一年ほど前に「管理訪問」はせずに「主な箇所の封鎖」のみ行った、
杉並区のM様よりまたネズミが徘徊しているとのご一報。
早速伺ってみました。
するとお客様より「ココが侵入口では?」とご指摘を頂きました。
戸袋内のベニヤが劣化して剥離し始めています。
触ってみると柔らかくももろくなり始めていました。
オマケに他の戸袋には決定的な指摘点が発生しているではありませんか。
それはというと・・・👇
何と戸袋内に配管を貫通される為にベニヤをぶち抜いていました。
というよりベニヤお客様のの劣化が激しすぎて綺麗に貫通も出来なかったのでしょうが、
問題はその後の処理が・・・・・( ノД`)
お客様の物音の範囲や位置からすると、間違いなくココから入った感がありそうです。
私の名誉の為ではありませんが、
どうやらココの工事は前回の私の訪問と対策の後であることは間違いありません。
私が再対策をする用か工務店様で対処するかは現段階で判断お預けというところです。
他には「重箱の隅をつつく」ことをすればなくはありません。
こうした箇所や、
こうした箇所もあるにはありますが危険度も薄く決定打に欠けるというところです。
そして次は昭島市のYアパートのネズミ対策です。
前回「床下」へ侵入した際にだいぶ「床組み」の傷みと劣化が激しく、
その旨の報告と提案の為に工務店様と再び「床下調査」を試みました。
するとやはり前回の見落としや短時間での状況変化などさらに懸念事項と報告が増えたのです。
相変わらず(当たり前ですが・・・(-_-;)汚い床下だなあ・・・と辟易しながらも進行すると・・・
量的にはまだ少量ですが、配管の周囲に汚水が貯まっているではありませんか・・・
確かに前回(と言ってもたかだか2週間前後なのに)は確認出来ませんでしたので驚きです。
基礎沿いのトンネルが確かに汚水で埋まり欠けています。
これではこの周囲の封鎖などは当分出来そうもありません。
う~ん困った・・・(´;ω;`)
前回未見の範囲で新たにデカイ鼠の「栄巣」も幾つか発見です。
今日から粘着シートを敷きこんでいきます。👇
それにしてももうカビやら異臭やらで息苦しくなるような空間です。
いくら「見えない」「知らない」とは言えこの上の空間で生活しているのは・・・・
単なる「不衛生」では片付けられない「重苦しさ」があります。
「ご費用」はかかりますが早く少しでも改善のお手伝いが出来たら幸いなんですが・・・
今後もしばらく定期的レポートをしていきたいと思います。
昭島市・賃貸・O様宅・ダニ駆除対策
またまた昭島市での駆除レポート。
今回は賃貸案件のO様宅でご夫婦揃ってダニに噛まれたとのこと。
症状を見せて頂くとそれはそれは季節外れのような酷いダニ被害・・・(-_-;)
大きい発疹だと100円大のものまで含めて体中のアチコチに現れています・・・
今夏の地元あきる野市での大々的なノミ駆除を思い出します・・・
その時もそうだったようになかなか一回の消毒等では100%完工はしないかもしれません。
まずは初回の消毒です。
室内へ機材を運んだ後は「畳」を上げるために少しづつ家具や家財道具の移動をしなくてはなりません。
そして畳を上げた後、床板に薬を散布します。
薬剤の空間噴霧も行う為、入居者の方は一時的に退出して頂いています。
可能な限り「畳」の裏も薬剤を吹き付けます。
こんなカンジでタップリと薬剤を吹き付けました。
ところが床板を一枚、一枚確認しているともう一つ嫌なモノを発見・・・(◎_◎;)
よくあると言えばよくあることなのですが・・・👇
畳の裏に見えるのは明らかに白蟻の「蟻道」ではありませんか?
床板を剥いでまで確認はしませんが床板の表側もこの通り☝、
軽いですが白蟻が移動した後が見えるので間違いないでしょう・・・
もしかしたら一部でも床組みはボロボロかもしれません・・・・
畳を移動しながら表側は掃除機もかけてゆきます。
畳の裏側が終了したらいよいよ薬剤の空間噴霧です。
この通りある程度部屋中が真っ白になるまで時間をかけてゆっくりと充満させていきます。
粒子を細かくすることで細部まで薬剤が浸透する為には噴霧時間もある程度時間が必要だからです。
ネズミの徘徊は確認されていませんが、念のため要封鎖箇所は事前対処を施します。
これは勝手口の土間にスキマがあり、床下が覗けていた場所です。
余裕で大型のネズミも自由に入れるので黙って見ぬふりは出来ませんよね。
ココもです👇
これで季節外れのダニ騒ぎも終息してくれるといいのですが・・・
川崎市・O様邸・害獣対策・日野市・K様邸害獣対策
続いては最近の「害獣対策工事」を幾つかレポートします。
最初は川崎市のO様邸ですが、こちらは害獣対策と共に白蟻対策もお任せ頂きました。
両件とも無事に完工し本当に有難うございました。
コチラのメインは害獣侵入の予防封鎖です。
まずは天井裏です。☟
小屋裏ですが八の字に開けられた「換気口」のアルミパンチング板が既に紙切れのようにパリパリと破損・・
昔のこうした換気口に使用しているアルミ板は0.5㎜以下のことが多く、
経年劣化が進行すると指で軽くつついただけで破れることが殆どです。
内側からステンレス製の金網を装着して補強しました。
次はいつもの?「戸袋封鎖」なのですがこちらはいつもとは施工手順が違います。
通常は戸袋内にベニヤの補強や上部スキマへパンチング板を加工したものを装着してスキマを封鎖。
なのですが、こちらの戸袋内部はしっかり封鎖されており何時ものスキマは全くありません。
ではなぜ封鎖するかと言いますと・・・
ネズミやハクビシンなどの小動物の侵入防止が目的ではなく、
戸袋内に「栄巣」する野鳥やスズメバチの侵入を防ぎたいとのこと。(ごもっとも!)
なので今回は戸出し口に開閉式のフタを設置することにします。
こんなカンジです。☝
高齢の方になると強力なバネの丁番は開閉しにくいので「取っ手」も装着しました(〃艸〃)ムフッ
これなら大丈夫でしょう。
しかし戸袋が十カ所ということで下準備ば少々手間取りましたが上手くいって何よりです。
次は日野市のK様邸の害獣対策工事です。
こちらは調査時にねずみの出入りと徘徊を認識されていたお客様です。
まずは室内の予防です。
一つ目は勝手口の框の下でした。☟
典型的な出入り口ですね。
そして次もよくある場所の一つ。☟
一定の時代にどこのご家庭でも取り入れられていた「レンジオーブン」ですね。
だから一定時代に建てられた建築物はみな典型的な侵入箇所も一様に同じなんです。(;^_^A
下から見えないように封鎖しました。
外部はもちろんの「基礎通気口」は今回割愛するとして、
屋根回りの典型的箇所が幾つもありました。☟
調査時にもレポートしましたが、これでは大型害獣でも侵入可能ですよね。
金網を使用しようか?パンチング板を使用しようか?、
要封鎖箇所の複雑さでは常に悩むところですが、今回はネットを使用しました。
こういった箇所の多いこと多いこと・・・(;´Д`)
またしっかりとネズミの足跡が残っているんですよね、そうした周囲にしっかりと・・・( ノД`)
そして今回はいつものタイプの「戸袋封鎖」箇所が5か所でした。
こうした上部のスキマですね☟別に建築上は全く問題ではないんですが・・・・
今回は珍しく容易に取り付けをすることが出来ましたが、
大抵「戸袋」は毎回のように難儀する、我々の封鎖箇所でも面倒な箇所なのです。
こうした技術もSCSさんをはじめお付き合い頂いている諸先輩の方々たちから御教授頂いた賜物です。
何回お礼をも言っても言い過ぎではありません。
本当に有難うございます。
私もそうした職人精神?は本当に見習ってゆきたいものです。