昨年後半の報告④(八王子・A様:H様害獣調査)
今回は八王子市で秋に依頼頂いた2件のネズミ駆除調査の報告です。
まずはA様宅に伺ってみます。
コチラは既にお部屋内のあちこちにネズミの糞が散見出来る状況👇
ネズミが室内に出入りしている場合、
その殆ど9割以上は構造的にもともと開いている空間に出てくると言って良いでしょう。
「開けっ放しの窓や玄関」とか「かじって穴をあける」とかを想像される方は多いですが、
原因としては極少数ではないかと思います。
後ほど封鎖することになりますが、
上のようなレンジフードの上のスキマなども排気ダクトと共に壁空間に通じていることが多いです。
「今までにさほど徘徊音は聞いたことはない」と言われて覗いた天井裏・・・
新旧のネズミ糞と傷んだ断熱材・・・それはネズミの出入りがここ最近ではなく、
断続的に行われてきたことを物語っていますよね💦
たいていご家族やご依頼者自身がビックリ(*_*;されます。
外部周りの出入りを様々見て回ると・・・
コチラの場合はこうした傷んだ通気口の数か所からとみてよいようです👆
破損はなくともこのくらいのスキマは八王子や西多摩に多いハツカネズミは十分出入り可能・・・
コチラは現在駆除進行中で今週早々に再開し伺う予定。
進捗を総合的に判断すると、もう十分完工し引き上げても大丈夫な段階と思いますね。
次は同字八王子のH様宅です。
コチラはご主人曰く「ハクビシンか何かでは?」と・・・
とにかく物証の痕跡を辿るしかありません。
まずは天井裏を拝見・・・
残念ながら「増築」が多くまた、天井裏が低く「見渡せる」範囲がかなり制約されます。
確かに断熱材は相当傷んでいるようです。
もちろんこの傷み方はネズミも含めた「害獣」の徘徊や栄巣が原因・・・
しかし相手を特定する材料はネズミの糞以外は見当たりません・・・
ただ範囲は狭いので現時点ではまず「ネズミ」~として外周を拝見します(-_-;)
まずコレですね☝
前回も挙げた「出窓下の空間スキマ」です。
さて下側から覗いてみましょう・・・
左側の土台の上は通れないようですが、右側の土台の上は壁の中に登れるようです。
コレだけですとネズミは確実、ハクビシンなどは?か×といったところ・・・
そして建物をグルっと回ると「何だこれは~」という箇所に驚愕(大袈裟?)👇
床下がすっぽり抜け落ちるように開いてます。
高さも10㎝はありそうですね💦
そこに園芸用の柵をしてますが、さらに深く故意に掘り下げられている様子💦
ここで初めてネズミ以外の害獣の存在が浮上してもおかしくありません。
この先のさらに調査してゆくと・・・
あるある・・・ボッコリした配管穴が・・・
ネズミの爪跡はガシガシと付着しています💦
ドブネズミが好みそうな配管穴ですが、もうどちらでも駆除の必要に変わりなく、
特定するにはさらに床下点検口や、数か所の天井点検口を作成する必要があることを通達。
実際の駆除を行いながら見えてくることがどれだけ多いかは、
どちらのご依頼者様の場合でも共通することです。
無料調査の時点でつかめる要点は半分程度~良くて7割くらいというのが肌感覚なのです。