立川市・H様邸・しろあり調査
この時期としては珍しい「シロアリ調査」のご依頼を頂きました。
大抵「シロアリ」は気温5℃を下回ると活動を停止(休眠)すると言われていますから、
激しく加害する時期ではありませんが、やはりリフォーム中に見かけると怖いですよね。
今回もそういったパターンからお声を掛けて頂きました。
一部シロアリに食害されていたとは言え、予想以上にきれいな床下のようです。
床組みや配管は場所によってこのように複雑に入り組んでいますが、
建築上はしっかりされているように思われました。
それでも時にはいろいろな予期せぬ状態を発見してしまうことも度々です・・・(^^ゞ
これもその一つ👇
基礎コンクリートの型枠材が装着したままです。
型枠材は木製のことが多いですから、そのまま床下に放置されると水分湿気を吸収し、
カビが発生したり、腐朽菌に侵されたり、はたまた「シロアリ」の格好の寄せ餌になったり・・・
ともかく最終的には残材ゴミになる結果です。
地面に埋まっている部分を少々「掘り返して」みると、
初期の段階でシロアリに食された後、ドンドン地中の水分を吸収して今では腐朽化していました。
他にもシロアリそのもよりも「床下環境的」に改善点が幾つか見つかりました。👇
あらら・・・・
スタイロフォーム断熱材が地面に落下しています。
前回報告の「断熱材落下」は「グラスウール」でしたが、今回はスタイロでした。
これはどうやら床組みに挿入しているだけなので、
床下「通気口」から強風が吹きこむと煽られて落ちてしまうのでしょう。
これでは真冬は寒いのではないでしょうかねえ・・(*_*;
落下止めの金具を打ち込んでしっかり固定してあげないと、
いずれ大半が落下してやはり同じく「不要物化」してしまうでしょう。
スタイロフォームの一面が落下を待つ「落下予備軍」みたいなものです。
ちなみにシロアリが好む食材ではありませんが、
こうしたスタイロのようなウレタン系断熱材もかじって「蟻道」を作ることはよく知られています。